2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「本は残さず “完食” しよう」

YOMIURI ONLINE「本を読まない大学生、初めて4割超す…生協調査」(2014年2月26日).要するに「本」を丸ごと読まなくなってきたということね.「本」ではない「活字情報」であれば,もっと “摂取” しているだろうけど.研究者であっても,自分の専門分野の…

『Vincent van Gogh - De brieven. De volledige, geïllustreerde en geannoteerde uitgave (6 dalen)』

Leo Jansen, Hans Luijten and Nienke Bakker (eds.) (2009年10月7日刊行,Van Gogh Museum, Amsterdam / Huygens Instituut, Den Haag / Mercatorfonds, Brussel, ISBN:9789061538516 [hbk | set] → 全巻構成|版元ページ) オランダの古書店 Antiquariaat…

『The Monkey's Voyage: How Improbable Journeys Shaped the History of Life』

Alan de Queiroz (2014年1月7日刊行,Basic Books, New York, viii+360 pp., ISBN:9780465020515 [hbk] → 版元ページ|特設ページ) 歴史生物地理学の「歴史」を扱った本はほとんどない.デイヴィッド・クォメン[鈴木主税訳]『ドードーの歌:美しい世界の…

『Neanderthal Man: In Search of Lost Genomes』

Svante Pääbo (2014年2月刊行,Basic Books, New York, ISBN:9780465020836 [hbk] → 版元ページ)

『Evolutionary Biology: Conceptual, Ethical, and Religious Issues』

R. Paul Thompson and Denis Walsh (eds.) (2014年3月刊行予定,Cambridge University Press, Cambridge, ISBN:9781107027015 [hbk] → 版元ページ)商売柄,この本は買わんとアカンのやろなあ……. “闇” のウラ商売の方ね.

『迫りくる「息子介護」の時代:28人の現場から』

平山亮 (2014年2月20日刊行,光文社[光文社新書・682],東京,318 pp., 本体価格880円,ISBN:978-4-334-03785-7 → 目次|版元ページ) 【書評】※Copyright 2014 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved 「多体問題」の再燃熊本滞在中に読了した.親の介…

『The Book of Trees: Visualizing Branches of Knowledge.』

Manuel Lima (2014年4月刊行予定,Princeton Architectural Press, New York, ISBN:9781616892180 → 版元ページ|著者サイト) 著者のマニュエル・リマさんからメール連絡あり.それによると,マニュエル・リマ氏は多摩美大での会議に参加するため来日して…

『Vincent van Gogh - De brieven. De volledige, geïllustreerde en geannoteerde uitgave (6 dalen)』

Leo Jansen, Hans Luijten and Nienke Bakker (eds.) (2009年10月7日刊行,Van Gogh Museum, Amsterdam / Huygens Instituut, Den Haag / Mercatorfonds, Brussel, ISBN:9789061538516 [hbk | set] → 版元ページ) Deel 1: Den Haag ― Etten, 1872―1881 / B…

『高学歴女子の貧困:女子は学歴で「幸せ」になれるか?』

大理奈穂子・栗田隆子・大野左紀子/水月昭道(監修) (2014年2月20日刊行,光文社[光文社新書・681],東京,187 pp., 本体価格740円,ISBN:9784334037840 → 目次礀版元ページ) 190ページ足らずの薄さなので速攻読了.著者ひとりひとりの人生経験にもと…

『迫りくる「息子介護」の時代:28人の現場から』

平山亮 (2014年2月20日刊行,光文社[光文社新書・682],東京,318 pp., 本体価格880円,ISBN:9784334037857 → 版元ページ) 【目次】 はじめに 3 《注意! 介護・福祉の現場の方,研究者の方へ》 14 第1章 息子介護の「いま」 —— 統計から見える傾向と、…

『高学歴女子の貧困:女子は学歴で「幸せ」になれるか?』

大理奈穂子・栗田隆子・大野左紀子/水月昭道(監修) (2014年2月20日刊行,光文社[光文社新書・681],東京,187 pp., 本体価格740円,ISBN:9784334037840 → 版元ページ) 【目次】 はじめに[水月昭道] 7 第一章 どうして女性は高学歴でも貧困なのか:…

『確率の出現』特設サイト

イアン・ハッキング[広田すみれ・森元良太訳] (2013年12月28日刊行,慶應義塾大学出版会,東京,viii+394 pp., 本体価格3,800円,ISBN:9784766421033 → 版元ページ)不確定・不安定な状況で,どのようにして合理的判断をしたり意思決定をするかはわれわれ…

『The Evolution of Phylogenetic Systematics』

Andrew Hamilton (ed.) (2014年刊行,University of California Press[Series: Species and Systematics], Berkeley, viii+309pp., ISBN:9780520276581 [hbk] → 版元ページ) 【目次】 List of Contributors vii Andrew Hamilton - Introduction 1 Part O…

〈エディターソフト六選〉

常日頃からお世話になっているエディターソフトウェア.ワタクシの場合は,プログラミング(html入力)よりもむしろ日常的な文章入力(原稿書き)に使うことが多い.Mac OS X でも Windows でも,高機能でしかもフリーなエディターがいくつも利用可能なのは…

『自然を名づける:なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか』打音(13)

キャロル・キサク・ヨーン[三中信宏・野中香方子訳] (2013年9月3日第1刷刊行/2013年11月28日第2刷刊行/2014年2月7日第3刷刊行,NTT出版,東京,vi+391 pp., 本体価格3,200円, ISBN:9784757160569 → コンパニオンサイト|目次|版元ページ) 毎週のよう…

『叢書・ウニベルシタス 1000番到達記念ブックレット』

法政大学出版局(編) 法政大学出版局「「叢書・ウニベルシタス 1000番到達記念ブックレット」完成」(2014年2月14日)によると,112ページのパンフレットが書店で無料配布されるとのこと.雪が降ろうが風が吹こうが必ずゲットしないと.

『数値と客観性:科学と社会における信頼の獲得』

セオドア・M・ポーター[藤垣裕子訳] (2013年9月20日発行,みすず書房,東京,316+lxxiv pp.,本体価格6,000円,ISBN:9784622077817 → 版元ページ)この著者はカール・ピアソン伝を書いた人だったのか:Theodore M. Porter『Karl Pearson : The Scientific…

『オスカー・ワイルド:「犯罪者」にして芸術家』

宮崎かすみ (2013年11月25日刊行,中央公論新社[中公新書・2242],東京,xiv+298 pp., 本体価格900円, ISBN:9784121022424 → 版元ページ)いま読んでいる(見ている)画集:海野弘(解説・監修)『世紀末の光と闇の魔術師 オーブリー・ビアズリー』(2013…

『たべもの起源事典・世界編』

岡田哲 (2014年2月10日刊行,筑摩書房[ちくま学芸文庫・オ-20-2],東京,763 pp., 本体価格2,200円,ISBN:9784480095923 → 版元ページ)昨年出た:岡田哲『たべもの起源事典・日本編』(2013年5月10日刊行,筑摩書房[ちくま学芸文庫・オ-20-1],東京,8…

『The Monkey's Voyage: How Improbable Journeys Shaped the History of Life』

Alan de Queiroz (2014年1月7日刊行,Basic Books, New York, ISBN:9780465020515 [hbk] → 版元ページ|特設ページ) 発注完了.分子進化学から生物の地理的分布にアプローチする.歴史生物地理学の現代史についてどう書かれているのか気になる.

『実在論と知識の自然化:自然種の一般理論とその応用』

植原亮 (2013年12月20日刊行,勁草書房,東京,vi+330+17 pp., 本体価格5,700円, ISBN:9784326102273 → 目次|版元ページ) 【書評】※Copyright 2014 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved 実在論的スタンスの勝利宣言か2014年2月4日に九州大学箱崎キャ…

『実在論と知識の自然化:自然種の一般理論とその応用』

植原亮 (2013年12月20日刊行,勁草書房,東京,vi+330+17 pp., 本体価格5,700円, ISBN:9784326102273 → 版元ページ) 【目次】 序章 自然主義の体系化に向けて 1 1 世界と認識の謎 1 2 実在論の予備的素描 4 3 問題設定と本書の構成 7 I 実在論の基本的枠組…

『博物図の歴史』

東洋書林から近刊予定とのことだが,いったいどんな本なのかどこにもいっさい詳細情報が載っていない.ネットで調べてもぜんぜんわからない…….著者がだれかも不明だし,どういう分野の本なのかも皆目見当がつかない.困ったな.

『そして最後にヒトが残った:ネアンデルタール人と私たちの50万年史』

クライブ・フィンレイソン[上原直子訳] (2013年11月20日刊行,白楊社, 東京, 364 pp., 本体価格2,600円, ISBN:9784826901703 →版元ページ)ジャレド・ダイアモンド[倉骨彰訳]『銃・病原菌・鉄:一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎(上・下)』(2000年10…

『月刊みすず(no. 623:2014年1-2月合併号)』を読む

(2014年2月1日発行,みすず書房,東京,本体価格300円 → 版元ページ) もう年中行事のひとつとなっている書評特集.ワタクシの寄稿は pp. 83〜85 に載っている.全体をブラウズしてメモクリップ: #月刊みすず読書アンケート 小西正捷(pp. 6-7)が昨年逝去…

『パラケルススと魔術的ルネサンス』

菊地原洋平[ヒロ・ヒライ編] (2013年12月25日刊行,勁草書房[bibliotheca hermetica叢書],東京,x+287+xxxii pp., 本体価格5,300円, ISBN:9784326148271 → 版元ページ) ご恵贈,感謝感謝また感謝.パラケルスス伝を手に取るのは,かつての種村季弘『…

『自然を名づける:なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか』打音(12)

キャロル・キサク・ヨーン[三中信宏・野中香方子訳] (2013年9月3日第1刷刊行/2013年11月28日第2刷刊行/2014年2月7日第3刷刊行,NTT出版,東京,vi+391 pp., 本体価格3,200円, ISBN:9784757160569 → コンパニオンサイト|目次|版元ページ) 2月とはい…

『自然を名づける:なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか』第3刷出版

キャロル・キサク・ヨーン[三中信宏・野中香方子訳] (2013年9月3日第1刷刊行/2013年11月28日第2刷刊行/2014年2月7日第3刷刊行,NTT出版,東京,vi+391 pp., 本体価格3,200円, ISBN:9784757160569 → コンパニオンサイト|目次|版元ページ) 短期間のう…