2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『The Library at Night』

Alberto Manguel (2008年3月17日刊行,Yale University Press,New Haven,viii+376 pp.,ISBN:9780300139143 [hbk] → 版元ページ) マングェルといえば,もちろん:アルベルト・マングェル[原田範行訳]『読書の歴史:あるいは読者の歴史』(1999年9月30…

『Die Tierwelt der Maria Sibylla Merian: Arten, Beschreibungen und Illustrationen』

Katharina Schmidt-Loske (2007年刊行, Basilisken-Presse, Marburg, 238 pp., EUR 96.00, ISBN:9783925347795 [hbk] → 版元ページ) ドイツから着便した大型図録.Basilisken-Presse の本は入手に手間取る.この大判(29×24 cm)の本も今年始めに発注した…

『ホモ・フロレシエンシス:1万2000年前に消えた人類(下)』

マイク・モーウッド&ペニー・ヴァン・オオステレルチィ [馬場悠男(監訳)・仲村明子(訳)] (2008年5月30日刊行,日本放送出版協会[NHKブックス 1113],本体価格970円,viii+216 pp.,ISBN:9784140911136 → 版元ページ) 別【種】のヒトか,という論…

『ホモ・フロレシエンシス:1万2000年前に消えた人類(上)』

マイク・モーウッド&ペニー・ヴァン・オオステレルチィ [馬場悠男(監訳)・仲村明子(訳)] (2008年5月30日刊行,日本放送出版協会[NHKブックス 1112],本体価格970円,viii+208 pp.,ISBN:9784140911129 → 版元ページ) インドネシアのフローレス島…

『iPS細胞:ヒトはどこまで再生できるか?』

田中幹人(編著) (2008年6月1日刊行,日本実業出版社,本体価格1,500円,256 pp.,ISBN:9784534043849 版元ページ ) いただきました.感謝.

『系統樹思考の世界:すべてはツリーとともに』反響(83)

三中信宏 (2006年7月20日第1刷刊行|2006年8月4日第2刷刊行,講談社[現代新書1849],ISBN:4061498495→詳細目次|反響録) からっと乾いた初夏の風情が−−女のコファシズム−あふたーあうしゅびっつ(2008年5月15日)[書評]http://d.hatena.ne.jp/yomayoma…

『Methoden der Phylogenetik: Symposion vom 12. bis 13. Februar 1970 im I. Zoologischen Institut der Universität Erlangen-Nürnberg』

Rolf Siewing (Hrsg.) (1971年刊行, Universitätsbund Erlangen-Nürnberg, Erlangen[Erlanger Forschungen, Reihe B (Naturwissenschaften), Band 4) 『系統学の原理』が届いた.執筆陣は実に豪華で,当時のドイツ系統学の“ビッグネーム”たちがずらっと…

『Evolution: A Guide』

Michael Ruse and Joseph Travis (eds.) (2008年刊行予定, Harvard University Press,ISBN不明) —— こうやって“ダーウィンの棚”がどんどん肥大していく…….

『The Cambridge Companion to the Origin of Species』

Michael Ruse (ed.) (2008年刊行予定, Cambridge University Press,ISBN不明) 『種の起源』のみのコンパニオンというのもすごいな.

『Charles Darwin』

Michael Ruse (2008年3月刊行,Blackwell[Blackwell Great Minds Series],ISBN:9781405149129 [hbk] / ISBN:9781405149136 [pbk] → 版元ページ) ほぼ同時に,3冊の“ダーウィン本”の新刊・近刊案内が届いた.いずれも Michael Ruse が著者あるいは編者と…

『Biogeography in a Changing World』

Malte C. Ebach and Raymond S. Tangney (eds.) (2006年11月1日刊行,CRC Press[Systematics Association Special Volume Series 70], ISBN:0849380383 → 版元ページ) 【目次】 Preface (Malte C. Ebach and Raymond S. Tangney) v A Pangea That Cover…

『Die zweite Darwinsche Revolution: Geschichte des Synthetischen Darwinismus in Deutschland 1924 bis 1950』

Thomas Junker (2004年刊行,Basilisken-Presse, Marburg[Acta Biohistorica 8],635 pp., ISBN:3925347674 [hbk with CD-ROM] → 版元ページ|著者ページ) 第二次世界大戦前後のドイツにおける「進化総合学説」の歴史をたどった労作.とくに,当時の進化…

『訓読みのはなし:漢字文化圏の中の日本語』

笹原宏之 (2008年5月20日刊行,光文社[光文社新書352],274 pp.,本体価格820円,ISBN:97843340345559 → 版元ページ) 著者はこれまで「国字」に関する本を出してきた:笹原宏之『国字の位相と展開』(2007年3月31日刊行, 三省堂, ISBN:9784385362632 →…

『日本の哺乳類学・第1巻:小型哺乳類』

本川雅治(編) (2008年5月1日刊行,東京大学出版会,viii+312 pp.,本体価格4,400円,ISBN:9784130642514 → 版元ページ) 本書は,全3巻のシリーズ〈日本の哺乳類学〉(監修:大泰司紀之・三浦慎悟)の1冊だ.目次を見ると,ネズミ・コウモリ・ヤマネ・リ…

『中世の音・近世の音:鐘の音の結ぶ世界』

笹本正治 (2008年4月10日刊行,講談社[学術文庫1868],343 pp.,本体価格1,100円,ISBN:9784061598683 → 目次|版元ページ) ラフマニノフのその名も〈鐘〉,コダーイの〈ハーリヤーノシュ〉の2曲め「ウィーンの音楽時計」に出てくる鐘,ベルリオーズ〈幻…

『[カラー版]フランス・ロマネスクへの旅』

池田健二 (2008年3月25日刊行,中央公論新社[中公新書1938],221 pp.,本体価格1,000円,ISBN:9784121019387 → 版元ページ) カラー写真がとにかく美しい.フランス中南部に点在する11〜12世紀のロマネスク建築の教会を訪ね,その歴史をたどる.実際に行…

『Beatrix Potter: A Life in Nature』

Linda Lear (2007年1月9日刊行,St. Martin's Press, New York, xx+584 pp.,ISBN:9780312369347 [hbk] / ISBN:9780312377960 [pbk]) 【目次】 Acknowledgements ix List of Illustrations xv Map xviii-xix Prologue: Ownership 3 1. Roots 9 2. Explosur…

『系統樹思考の世界:すべてはツリーとともに』反響(82)

三中信宏 (2006年7月20日第1刷刊行|2006年8月4日第2刷刊行,講談社[現代新書1849],ISBN:4061498495→詳細目次|反響録) 出版からもう2年になろうとしていますが,ときどき“反響”や“残響”が聞こえるのは著者としてありがたいことです−−Blog 一番星さんの…

『統計学:Rを用いた入門書』

Michael J. Crawley著[野間口謙太郎・菊池泰樹訳] (2008年5月10日刊行,共立出版,xiv+344 pp.,本体価格4,300円,ISBN:9784320018570 → 版元ページ) 定評ある〈R〉統計本の翻訳.ぼくも原著のお世話によくなった:Michael J.Crawley『Statistics: An In…

『Rプログラミング&グラフィックス』

高階知巳 (2008年5月15日刊行,九天社,x+249 pp.,本体価格3,800 円,ISBN:9784861672347 → 版元ページ) 〈R〉による「プログラミング」に重点を置いた本という点で,先行する:ウーヴェ・リゲス『Rの基礎とプログラミング技法』(2006年10月22日刊行,シ…

『The New Taxonomy』

Quentin D. Wheeler (ed.) (2008年4月9日刊行,CRC Press[Systematics Association Special Volume Series 76],xii+237 pp.,ISBN:9780849390883 [hbk] → 版元ページ) おお,ビッグ・サイエンスにしてサイバーサイエンスな“分類学”の報告書だ! 昨年来…

『岩佐又兵衛:浮世絵をつくった男の謎』

辻惟雄 (2008年4月20日刊行,文藝春秋[文春新書629],256 pp.,税込価格1,260円,ISBN:9784166606290 → 版元ページ) 「浮世又兵衛」こと岩佐又兵衛については,前に読んだ俳画論:磯辺勝『江戸俳画紀行:蕪村の花見,一茶の正月』(2008年1月25日刊行,中…

『マルコフ連鎖モンテカルロ法』

豊田秀樹(編著) (2008年5月25日刊行予定,朝倉書店,ISBN:9784254126976 → 版元ページ) MCMCの応用事例がたくさん載っているようだ.〈R〉のパッケージ〈BRugs〉というのを使うらしい.

『The Axiomatic Method in Biology』

Joseph Henry Woodger (1937年刊行,Cambridge University Press,x+174 pp. → 目次) 白上謙一蔵書の「孫コピー」しか手元になかったので,前から機会があれば入手したいと望んでいた.ウッジャー本はレアなので古書価格はたいていの場合とても高い.しか…

〈leeswijzer〉のアクセスが60万台に乗る!

本日の早朝のことですが,〈leeswijzer〉のアクセス・カウンタが「60万」を越えました.大台の「50万台」に到達したのが,年明け早々だったので,今回もまたほぼ4ヵ月間で十万アクセスをカウントしたことになります.閲覧者のみなさん,どうもありがとうござ…

『生物学名辞典』

平嶋義宏 (2007年7月20日初版第1刷刊行/2007年11月26日第2刷刊行,東京大学出版会,xxii + 1293 pp.,本体価格45,000円,ISBN:9784130602150 → 版元ページ) 昨年度末に公費購入したのだが,今頃になってやっと図書室から研究室に戻ってきた.過去の「平嶋…

『ツリーハウスで夢をみる』

アラン・ロラン,ダニエル・デュフール,ギスラン・アンドレ著 [日本ツリーハウス研究会・山瀬千晶訳] (2007年7月30日刊行,二見書房,ISBN:9784576071121 → 版元ページ) いただきもの.ざっと読了.同じ出版社からの前著:ピーター・ネルソン著[日本ツ…

『Rachel Carson: Witness for Nature』

Linda Lear (1997年刊行,Henry Holt and Company, New York,xviii+634pp.,ISBN:0805034277 [hbk] → 目次) 【書評】※Copyright 2000, 2008 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved 言わずと知れた『沈黙の春』の著者である Rachel Carson の伝記はすで…

『Rachel Carson: Witness for Nature』

Linda Lear (1997年刊行,Henry Holt and Company, New York,xviii+634pp.,ISBN:0805034277 [hbk]) とても大きなベアトリクス・ポッター伝『Beatrix Potter: A Life in Nature』(2007年1月9日刊行,St. Martin's Griffin,ISBN:0312369344)を昨年出し…

『A Victorian Naturalist: Beatrix Potter's Drawings from the Armitt Collection』

Eileen Jay, Mary Noble, Anne Stevenson Hobbs (1992年刊行,Frederick Warne & Co., 192 pp., ISBN:0723239908 → 目次) 【書評】※Copyright 2008 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved 20世紀はじめに『ピーター・ラビット物語』を世に送り出し,世…