キース・サイファート[熊谷玲美訳]
(2024年6月24日刊行、白楊社、東京, 351 pp., 本体価格2,700円, ISBN:978-4-8269-0260-1 → 目次|版元ページ)
ワタクシの書評は日経サイエンスの最新号2024年11月号に掲載される:三中信宏「【書評】つながる広がる菌類の輪」p. 109。
森元良太
(2024年9月30日刊行、近代科学社[〈統計スポットライト・シリーズ〉第7巻]、東京, 本体価格3,000円, ISBN:978-4-7649-0707-2 → 版元ページ)
あとがき 166
背筋
(2024年9月3日刊行,KADOKAWA,東京, 8 color plates + 280 pp.,本体価格1,300円, ISBN:978-4-04-738044-8 → 版元ページ)
前著:背筋『近畿地方のある場所について』(2023年8月30日刊行,KADOKAWA,東京, 334 + 袋綴じ取材資料[8 pp.],本体価格1,300円, ISBN:978-4-04-737584-0 → 感想|版元ページ)に続く第二弾。イッキ読みで読了したが、回収されないままのプロットが残されたように感じた。そこがまたよい(=コワい)のかも。
宮本常一
(1984年5月16日刊行、岩波書店[岩波文庫・青164-1])、東京, 334 pp., 本体価格553円, ISBN:4-00-331641-X → 版元ページ)
ワタクシが本書を読んだのはいつだろうかと検索してみたら、なんと四半世紀前の2001年12月10日にかつてのオンライン書店 bk1 に書評を投稿していた事実が判明した。読んだだけではなかった。もちろん、当時の書評リンクはとっくに消え去っているが、手元にある書評原稿をここにそのまま再録しておこう。
「仄暗い実話」の数々
本書のすべては実話なのだが,まさに民話のようだ.聞き取りをした著者の表現が魅力的なことももちろんだが,話し手の話力がとりわけ印象的.同時代にタイムスリップできたとしたら,さしずめ「現代民話」集とでも呼べるものなのかもしれない.「土佐源氏」や「土佐寺川夜話」が漂わせる仄暗さは,最近経験したことのないタイプのものだ.
宮本常一は,「私の祖父」や「世間師」では舞台上で自らを語っているが,それを除けば.背景で歩き回りながら黒衣に徹している.
今の社会に残されている「現代民話」も,あと数十年もすれば,こういう色合いが着いてくるのか,それとも消えていくだけか.
青土社
(2024年9月6日刊行、青土社、東京, 278 pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-7917-1470-4 → 版元ページ)
ワタクシの寄稿:三中信宏「『ダーウィンの危険な思想』再読 —— 万能酸、スカイフック、クレーン」(pp.62-70)。
志村真幸[編著]
(2024年2月26日刊行、三弥井書店、東京, IV+vi+325 pp., 本体価格2,800円, ISBN:978-4-8382-3414-1 → 版元ページ)
キース・サイファート[熊谷玲美訳]
(2024年6月24日刊行、白楊社、東京, 351 pp., 本体価格2,700円, ISBN:978-4-8269-0260-1 → 版元ページ)
謝辞 301
櫻庭由紀子
(2024年3月31日刊行、淡交社、京都, 223 pp., 本体価格1,900円, ISBN:978-4-473-04586-7 → 版元ページ)
おわりに 214
木村哲也
(2024年7月20日刊行、河出書房新社[河出文庫・き17-1]、東京, 343 pp., 本体価格980円, ISBN:978-4-309-42125-4 → 版元ページ)