森一郎
(2024年3月12日刊行,講談社[講談社選書メチエ・797],東京, 499 pp., 本体価格2,700円, ISBN:978-4-06-535233-5 → 版元ページ)
【目次】
まえおき――「神は死んだ」から始まる物語 3
I 第一部を読む――超人思想と徳
1 「ツァラトゥストラの序説」 142 「三段階の変身」と「徳の講座」 36
3 「背後世界論者」と「肉体の軽蔑者」 45
4 「情熱にひそむ喜びと苦しみ」と「青ざめた犯罪者」 54
5 「読むことと書くこと」と「山に立つ樹」 62
6 「戦争と戦士」と「新しい偶像」 70
7 「市場のハエ」と「純潔」 80
8 「友」と「千の目標と一つの目標」 87
9 「隣人愛」と「創造者の道」 97
10 「老いた女と若い女」、「毒ヘビにかまれる」、「子どもと結婚」 107
11 「死の説教者」と「自由な死」 118
12 「惜しみなく与える徳」 128
II 第二部を読む――力への意志説とペシミズム
1 「鏡をもった子ども」と「至福の島にて」 1402 「同情者たち」と「司祭たち」 148
3 「有徳者たち」と「汚い奴ら」 159
4 「毒ぐもタランチュラ」と「有名な識者たち」 169
5 「夜の歌」と「舞踏の歌」 180
6 「墓の歌」と「自己克服」 186
7 「崇高な人」と「教養の国」 193
8 「純粋無垢の認識」と「学者」 200
9 「詩人」と「大いなる出来事」 207
10 「占い師」と「救い」 221
11 「賢い世渡り法」と「最も静かな時」 238
III 第三部を読む――永遠回帰思想と孤独
1 「放浪者」と「幻影と謎」 2522 「不本意な幸福」と「日の出前」 262
3 「卑小にする徳」と「オリーブ山にて」 270
4 「通り過ぎるということ」と「離反した者たち」 279
5 「帰郷」 293
6 「三つの悪」 301
7 「重さの地霊」 310
8 「新旧の石板」 317
9 「快復しつつある人」 335
10 「大いなるあこがれ」、「もう一つの舞踏の歌」、「七つの封印」 349
IV 第四部を読む――同情問題と子どもたち
1 「蜜の捧げ物」と「助けを求めて叫ぶ声」 3682 「王たちとの対話」、「ヒル」、「魔術師」 380
3 「失業」 395
4 「最も醜い人間」 405
5 「進んで乞食になった人」、「影」、「正午」 419
6 「歓迎のあいさつ」と「晩餐」 438
7 「高等な人間」 447
8 「憂鬱の歌」、「学問」、「砂漠の娘たちのもとで」 459
9 「目覚め」と「ロバ祭り」 471
10 「夜の放浪者の歌」と「しるし」 483
あとがき――コロナ禍でのニーチェ講義 497