2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『系統樹思考の世界:すべてはツリーとともに』反響(65)

三中信宏 (2006年7月20日第1刷刊行|2006年8月4日第2刷刊行,講談社[現代新書1849],ISBN:4061498495→詳細目次|反響録) 明日はもう霜月だ−−ミュージアムの小径(2007年10月29日)[書評]http://d.hatena.ne.jp/takibata/20071029/p1 ※「日浦勇さんは筋…

『計量生物学・28巻特別号1』

(2007年10月発行,日本計量生物学会 → 学会サイト) 【目次】 計量生物学・28巻特別号1 日本計量生物学会25周年記念論文集 〈生物統計学の社会的貢献:四半世紀の経験と今後の展望〉 日本計量生物学会25周年記念特別号の発刊にあたって(上坂浩之) 1 日本…

『数理統計短期集合研修(基礎編)』テキストおよび『数理統計短期集合研修(応用編)』テキスト

(2007年11月刊行,独立行政法人農業・食品産業総合研究機構) 『基礎編』は249 pp.,『応用編』は307 pp.ある.かつてぼくが入省した頃までは養賢堂の『応用統計ハンドブック』が統計研修の“国定教科書”扱いだったが,今では参考書に格下げされている.時代…

『〈性〉と日本語:ことばがつくる女と男』

中村桃子 (2007年10月30日刊行, NHK出版[NHK Books 1096], ISBN:9784140910962)

『カメのきた道:甲羅に秘められた2億年の生命進化』

平山廉 (2007年10月30日刊行, NHK出版[NHK Books 1095], ISBN:9784140910955) カメの進化といえば当然この著者だ.

『R Commander ハンドブック』

舟尾暢男 (2007年8月13日刊行,九天社, ISBN:9784861671913[CD-ROM付き]) 今年になって〈R〉のGUIである「R Commander(Rcmdr)」の解説書が出始めました.〈R〉も〈Rcmdr〉もともにフリーの統計ソフトウェアですから,これからデータ分析ツールとして…

『昭和を騒がせた漢字たち:当用漢字の事件簿』

円満字二郎 (2007年10月1日刊行, 吉川弘文館[歴史文化ライブラリー241], ISBN:9784642056410 → 書評) 【目次】 八紘一宇をめぐって —— プロローグ 1 新しい時代とともに 一九四〇,五〇年代の漢字事件『青い山脈』の恋 14 新聞題字問題 31 郵政省改名…

『昭和を騒がせた漢字たち:当用漢字の事件簿』

円満字二郎 (2007年10月1日刊行, 吉川弘文館[歴史文化ライブラリー241], ISBN:9784642056410) 前著:円満字二郎『人名用漢字の戦後史』(2005年7月20日刊行,岩波書店[岩波新書・新赤版957],ISBN:4004309573 → 版元ページ|書評・目次)以来,この…

『中国温泉探訪記』

桂博史 (2007年6月15日刊行, 岩波書店, ISBN:9784000238403 → 目次) 第1章「中国温泉の謎――中国はいま,空前の温泉ブーム」と第2章「中国温泉の意味――知られざる温泉大国」を読む.中国本土の最近のリゾート温泉が,いわき市の旧〈常磐ハワイアン〉をモ…

『愉悦の蒐集:ヴンダーカンマーの謎』

小宮正安 (2007年9月19日刊行, 集英社新書[ヴィジュアル版005], ISBN:9784087204094 → 目次) こういうテーマの本がここ数年新刊でときどき出ていることは知っていたが,新書になるとは.こわごわ覗きこむようなものか.また,解体された“リアル人形”だ…

『野生馬を追う:ウマのフィールド・サイエンス』

木村李花子 (2007年8月20日刊行, 東京大学出版会, ISBN:9784130661584 → 目次) 第1章では北海道の根室沖の無人島を,第2章ではカナダのノバスコシア沖にあるこれまた無人島をフィールドにして,野生馬の生態と行動を観察する.第3章はケニアのシマウマ,…

『Rによるデータサイエンス:データ解析の基礎から最新手法まで』

金明哲 (2007年10月25日刊行,森北出版,ISBN:9784627096011) 「第I部」の約60ページは〈R〉への導入である.本書のセールス・ポイントはむしろ230ページもある「第II部」にあるといえる.本書の基本テーマであるデータ・マイニングに必要な各種の統計解析…

『日本史の方法・第6号』

(2007年9月発行,日本史の方法研究会, ISSN:1880-4985) 特集〈生命における進化と人における歴史〉に所収されている3論文:高木由臣「『種の起源』出版148年目の進化論」/麻生武「由来を考える精神:ナラティヴからロゴスへ」/小路田泰直「人における歴…

『高学歴ワーキングプア:「フリーター生産工場」としての大学院』

水月昭道 (2007年10月20日刊行, 光文社[光文社新書322], ISBN:9784334034238 → 目次) 読了.頭から「読んではいけない」とはいわないが,少なくとも「そのまま信じてはいけない」本.推論部分だけでなく,事実関係の詰めが甘いのがまず問題だろう.た…

『高学歴ワーキングプア:「フリーター生産工場」としての大学院』

水月昭道 (2007年10月20日刊行, 光文社[光文社新書322], ISBN:9784334034238) こりゃまた“きゃっちー”なタイトルですこと.しかし,全体をぱらぱらと見るかぎり,結論を出すまでの「サンプリング」が全体的に足りないのではないかと感じた.これだけ大…

『愉悦の蒐集:ヴンダーカンマーの謎』

小宮正安 (2007年9月19日刊行, 集英社新書[ヴィジュアル版005], ISBN:9784087204094) 装丁の基本が佐藤明『バロック・アナトミア』(2005年5月31日刊行,トレヴィル/河出書房新社, ISBN:4309906370)と共通しているような.たとえば,黒字に白抜きの…

『Metonymie』

Kuniyoshi Kaneko (1993年刊行, アスタルテ書房, ISBN:なし) 御幸町の〈アスタルテ書房〉にもぐりこむ.澁澤龍彦やらサドやら人形やら解体図やら,そらもういろいろと.特に目を惹いたのが,金子國義の銅版画集.本体(Kuniyoshi Kaneko『Métonymie』199…

『本の正座 — 独語と対談』

寿岳文章 (1986年2月1日刊行,芸艸堂, ISBN:4753800245) 本の本.対談者の一人は栃折久美子.

『有頂天家族』

森見登美彦 (2007年9月25日刊行,幻冬舎, ISBN:9784344013841) 空を飛んだり,地を這ったり,化けてみたり,忙しいことですな.

『愉悦の蒐集:ヴンダーカンマーの謎』

小宮正安 (2007年9月19日刊行, 集英社新書[ヴィジュアル版005], ISBN:9784087204094) こういうテーマの本がここ数年新刊でときどき出ていることは知っていたが,新書になるとは.こわごわ覗きこむようなものか.これまた解体された“リアル人形”だっ.

『バロック・アナトミア』

佐藤明 (2005年5月31日刊行,トレヴィル/河出書房新社, ISBN:4309906370) 蝋人形かと思いきや,実は……(うわ).

『Complex Systems: Chaos and Beyond — A Constructive Approach with Applications in Life Sciences』

Kunihiko Kaneko and Ichiro Tsuda (2001年刊行, Springer Verlag, ISBN:9783540672029 [hbk]) こちらは,1996年に朝倉書店から出た本の英訳.→ 版元ページ

『Life: An Introduction to Complex Systems Biology』

Kunihiko Kaneko (2006年刊行, Springer Verlag[Understanding Complex Systems], ISBN:9783540326663 [hbk]) 昨年出ていたことを知らなかった. → 版元ページ

『The Changing Role of the Embryo in Evolutionary Thought: Roots of Evo-Devo』

Ron Amundson (2007年刊行[ハードカバー版は2005年],Cambridge University Press[Cambridge Studies in Phiosophy and Biology], ISBN:9780521806992 [hbk] / ISBN:9780521703970 [pbk] → 版元ページ hbk / pbk) 【目次】 Acknowledgments xiii 1 In…

『Our Knowledge of the Past: A Philosophy of Historiography』

Aviezer Tucker (2004年刊行,Cambridge University Press, Cambridge, x+291 pp., ISBN:0521834155 → 詳細目次|版元ページ) 本書の中心をなす第3章「The Theory of Scientific Historiography」を読み進む.なかなかおもしろいな(再来週の湯川シンポの…

『総研大ジャーナル No.12 2007年秋号』

(2007年9月30日発行,総合研究大学院大学,ISSN:なし) 「モデル選択論」のベースになっているのは「情報量統計学」だが,本誌最新号では〈赤池統計学の世界〉という特集が組まれている.統計数理研究所の前の所長,現在は総合研究大学院大学名誉教授である…

『数学セミナー 2007年11月号』

(2007年11月1日発行,日本評論社,ISSN:0386-4960) 今月の数学セミナーでは,特集〈統計科学のすすめ[その2]〉が編まれている(→目次).2007年2月号の特集〈統計科学のすすめ[その1]〉(→目次)に続く第二段だ.べいづにMCMCにAIC …… 書くべき人が書…

『系統樹思考の世界:すべてはツリーとともに』反響(64)

三中信宏 (2006年7月20日第1刷刊行|2006年8月4日第2刷刊行,講談社[現代新書1849],ISBN:4061498495→詳細目次|反響録) 京都お籠りの直前に−−nikki(11 October 2007)[書評]http://2mm.jugem.jp/?eid=286ヤスさんの日記(8 October 2007)[mixi|言…

『アブダクション:仮説と発見の論理』

米盛裕二 (2007年9月20日刊行,勁草書房,ISBN:9784326153930) 【目次】 まえがき i第1章 アブダクションと探究の論理学 1 1 三つの推論と論理学 2 2 パースの「探究の論理学」 6 3 論理学とは何か 13 4 規範科学としての論理学 20第2章 分析的推論と拡張…

『アブダクション:仮説と発見の論理』

米盛裕二 (2007年9月20日刊行,勁草書房,ISBN:9784326153930) 同じ著者によるパース本:米盛裕二『パースの記号学』(1981年5月刊行,勁草書房,ISBN:4326151242)をぼくが手にしたのは修士に在籍していた頃だった.その後も著者は定年までパース研究を続…