コンラート・ローレンツ著[丘直通・日高敏隆訳]
(1977年〜1980年,思索社,東京)
ぼくが大学に入った1970年代半ばは,「動物行動学」といえば延髄反射でローレンツの本を連想したものだ.しかし,そのうち「社会生物学」や「行動生態学」という“黒船”が日本にやってきて,生態学・行動学の景色は一変した.このローレンツの論文集も今になるまでその存在をまったく知らなかったというていたらくでして…….
原書は:Konrad Lorenz『Über tierisches und menschliches Verhalten: Aus dem Werdegang der Verhaltenslehre. Gesammelte Abhandlungen, Band I & II』(1965年刊行,R. Piper & Co. Verlag[Piper Paperback], München, 412 pp./398 pp. → 上巻目次|下巻目次)
なお,手元に届いたのは京都産業大学図書館の除籍本だった(図書番号「481.78」の「LOR 1-1, 1-2, 2-1, 2-2」).