『華國風味』

靑木正兒 (1949年6月20日刊行,弘文堂,東京, 240 pp.)山口の古書店〈往来舎〉から届いた古書.水に濡れた形跡があって,あまり状態のいい本ではない.著者から山口県内の知人に贈られた献呈本で,自筆の葉書(1949年7月2日付消印)が挟まれていた.本書は…

『東京焼盡』読了.

内田百閒 (1955年4月20日刊行,大日本雄辯會講談社,東京, 261 pp.)たび重なる大空襲で “帝都” がいかにして灰燼に帰したかを日記として書き綴った記録.古書で買ったのだが,状態のいい本はなかなか見つからないようだ.のちに文庫本で再刊されたが,ワタ…

『百鬼園戰後日記(下卷)』

内田百閒 (1982年4月20日刊行,小澤書店,東京, 367 pp.)下巻は1947年6月1日から1949年12月31日まで.小澤書店のクロス装幀はいつ撫でても心地よい.黄ばんだ朝日新聞の切り抜きが挟まっていた.出版後すぐに出た種村季弘の書評「40年代の空白埋める」(19…

『百鬼園戰後日記(上卷)』

内田百閒 (1982年3月20日刊行,小澤書店,東京, 360 pp.)百鬼園先生は稀代の “日記魔” でもあった.この上巻は1945年8月22日から1947年5月31日分.大空襲の中で東京が焼盡してしまっても,焼け出されて逃げ込んだ三畳敷きの小屋の中でさっそく日記をつけ始…

『中華飲酒詩選』

靑木正兒 (1961年4月5日刊行,筑摩書房,東京, 344 pp.)平凡社ライブラリー版:青木正児『中華飲酒詩選』(2008年4月10日刊行,平凡社[東洋文庫・773],東京,376 pp., ISBN:978-4-582-80773-8 → 情報|版元ページ)はすでに手元にあるのだが,これも何…

『酒中趣』

靑木正兒 (1962年6月5日刊行,筑摩書房,東京, 2 plates + 287 pp.)昭和30年代当時の函入りクロス装幀の手触りのよさをしみじみ実感する.本書のうち,第1部「抱樽酒話」(pp. 11-95)と第2部「酒の肴」(pp., 97-194)はのちに岩波文庫に入った:青木正児…

『A Standard Dictionary of the English Language』

(初版1890年/合本改訂版1907年, ca. 2,500 pp.,+ maps. Funk & Wagnalls Company, New York)一世紀前の百科事典辞書が持ちこまれた.正式タイトルはとても長ったらしい:A Standard Dictionary of the English Language Upon Original Plans, Designed to…

『神話・寓意・徴候』

カルロ・ギンズブルグ[竹山博英訳] (1988年10月15日刊行,せりか書房,東京, 365 pp.)イタリア語の原書:Carlo Ginzburg『Miti, emblemi, spie: Morfologia e storia』(1986年刊行, Giulio Einaudi editore [Piccola Biblioteca Einaudi 567], Torino,…

『鼻行類 : 新しく発見された哺乳類の構造と生活』

ハラルト・シュテュンプケ[日高敏隆・羽田節子訳] (1987年4月25日刊行,思索社,東京, vi+118 pp., ISBN:4-7835-0145-9)本書はかつてワタクシの書棚に “いた” はずなのに,今世紀に入ってからとんと見かけなくなった.必要があって探しているのだが,ナ…

『Ernst und Agnes Haeckel: Ein Briefwechsel』

Konrad Huschke (Hrsg.) (1950年刊行, Urania-Verlag, Jena, 219 pp.)一期一会を逃さずゲットした.Ernst Haeckel と彼の二番目の妻となった Agnes Haeckel との往復書簡集.このトークン本の由来は Nienburg のグラーフシャフト・ホーヤ博物館協会(Museu…

『西口克己:廓と革命と文学と』

西口克己追悼集刊行委員会(編) (1987年3月15日刊行,かもがわ出版, 京都, 1 plate + 237 pp., 本体価格2,000円, ISBN:4-906247-07-5)『廓』の著者・西口克己は作家であると同時に,日本共産党代議士として京都市議・府議として蜷川虎三を支えた.没後に…

『廓(くるわ)[第三部]』

西口克己 (1958年1月25日初版刊行,三一書房[三一新書・136], 京都, 252 pp.)

『廓(くるわ)[第二部]』

西口克己 (1956年11月20日初版刊行,三一書房[三一新書・42], 京都, 224 pp.)

『廓(くるわ)』

西口克己 (1956年11月20日11版刊行/1956年1月初版刊行,三一書房[三一新書・25], 京都, 278 pp.)全3巻.伏見の中書島遊郭に生まれ育った著者が描く “廓” のなか.ワタクシが幼少のおりによく遊んだ場所.もちろん売春防止法施行後だけどね.三一書房が…

『出帆[龍星閣版]』

竹久夢二 (1972年8月1日刊行,龍星閣,東京, 5 color plates + 284 pp.)竹久夢二の挿絵入り自伝.クレオスクエア1階で開催されていた神保町・澤口書店の古書市最終日の閉店間際にゲットできた.眼福やなあ.日本が生み出したユニークな “結核文化” の極致…

『銅鑼:そのルーツを訪ねて』

岡本文雄 (1995年1月20日刊行,ビジネス教育出版社,東京, 24 color plates + 205 pp., 本体価格1,942円. ISBN:4-8283-0812-1)

『Science and the Classics』目次

D'Arcy W. Thompson (1940年刊行, Humphrey Milford[St. Andrews University Publications, no. XLIV], Oxford University Press, London, viii+264 pp.)ランカシャーの古書店から届いた.Manchester Public Libraries からの除籍本.貸借カードが挿入さ…

D'Arcy Wentworth Thompson 訳『Historia Animalium』

Aristotle[translated by D'Arcy Wentworth Thompson] (1910年刊行,Oxford at the Clarendon Press)マサチューセッツ州リンの古書店〈Saul54〉から着便.どこかの図書館の除籍本.オクスフォード版アリストテレス全集〈The Works of Aristotle Translat…

『本屋一代記 : 京都西川誠光堂』

松木貞夫 (1986年11月10日刊行,筑摩書房,東京, iv+374 pp., ISBN:4480853464 → 版元ページ)明治なかばから第二次世界大戦中まで京都の丸太町新道にあった書店〈西川誠光堂〉の伝記. 同時代の京都から見た世相の移り変わりが描かれている.ワタクシでも…

『古書のはなし:書誌学入門』

長澤規矩也 (1976年11月20日刊行,冨山房,東京, 8 plates + 196 + 6 pp., 書籍コード: 1000-000001-7313)図版いっさいなしで装訂や印刷の論議が続くのはなかなかきついなあ.前所有者の蔵書印とコメントが表紙裏に.「この種の本が 面白く読める年に なっ…

『Two Cultures?: The Significance of C. P. Snow —— Being the Richmond Lecture, 1962』目次

F. R. Leavis (1962年刊行, Chatto & Windus, London, 45 pp.)スノーの積年の “論敵” となったリーヴィスの1962年リッチモンド講演録『二つの文化?』はこれまた50ページもない薄汚れたペーパーバックの冊子だ.同じ古書店でスノーの本の隣りに置かれてい…

『The Two Cultures and the Scientific Revolution —— The Rede Lecture 1959』目次

C. P. Snow (1959年刊行[1961年第7刷], Cambridge University Press, New York, iv+58 pp.)スノーの1959年リード講演録『二つの文化』といえば “理系” と “文系” を二極対置して論じたとても有名な古典だ.この原書は,昔々,駒場東大下の古書店でゲット…

『南方熊楠の図譜』目次

荒俣宏・環栄賢編 (1991年12月29日刊行, 青弓社,東京, 230 pp., 本体価格2,000円, ISBN:4787290584 → 版元ページ)根津の弥生坂の上にある古書店〈緑の本棚〉にてゲット. 【目次】 はじめに 7 紫の粘菌譜──昭和天皇と熊楠の縁をめぐって[荒俣宏] 9 「民…

『Logic, Semantics, Metamathematics: Papers from 1923 to 1938』目次

Alfred Tarski[Translated by Joseph H. Woodger] (1956年刊行, Oxford at the Clarendon Press, xiv+471 pp.)たまに本の街をゆるゆる歩くのは精神衛生上とてもよろしい.先日の神保町での収穫は新刊が中心だったが,実は崇文荘書店で出会った論理学者ア…

『鉛筆と人間』

ヘンリー・ペトロスキー[渡辺潤・岡田朋之訳] (1993年11月10日刊行,晶文社,東京, 391+xv pp., ISBN:4794961421)すでにヘンリー・ペトロスキー[忠平美幸訳]『フォークの歯はなぜ四本になったか:実用品の進化論』(1995年11月20日刊行,平凡社,東京,…

『コンニャク屋漂流記』

星野博美 (2011年7月20日刊行,文藝春秋,東京, 397 pp., ISBN:9784163742601 → 版元ページ)自分の家系のルーツ探し本.

『法華経(下)』(岩波文庫)

坂本幸男・岩本裕(訳注) (1967年12月16日刊行/1976年12月16日改版刊行,岩波書店[岩波文庫・33-304-3], 482 pp.)

『法華経(中)』(岩波文庫)

坂本幸男・岩本裕(訳注) (1964年3月16日刊行/1976年11月16日改版刊行,岩波書店[岩波文庫・33-304-2], 386 pp.)

『法華経(上)』(岩波文庫)

坂本幸男・岩本裕(訳注) (1962年7月16日刊行/1976年10月18日改版刊行,岩波書店[岩波文庫・33-304-1], 443 pp.)京都大学霊長類研究所で全3巻まとめてもらってきた.ありがとうございます.

『クレーの日記』

パウル・クレー[南原実訳] (1961年10月20日刊行,新潮社,東京, 479 pp., ISBN:410502101X)霊長類研究所に来るたびに本をもらって帰る.今回も玄関横のティールームにダンボール箱入りの本が並べられていて「自由にお持ちください」とのこと.聞くところ…