2023-12-19から1日間の記事一覧

『東京焼盡』再読(第42〜56章)

内田百閒 (1955年4月20日刊行,大日本雄辯會講談社,東京, 261 pp.)大戦末期になってくるともう何が何やらわからなくなってくる。連日の空襲警報、酒・煙草はもちろんのこと、配給米も滞り、罐詰泥棒の嫌疑まで降りかかる。百鬼園先生にとっては苦労の日々…