『生きもの民俗誌』第III〜V章メモ

野本寛一 (2019年7月30日刊行,昭和堂,京都, xviii+666+xxiii pp., 本体価格6,500円, ISBN:9784812218235 → 目次|版元ページ)第III章「蛇——ヘビ」(pp. 409-466):「マムシ」「ハブ」「アオダイショウ」の民俗動物学譚いろいろ.食物連鎖的には益獣にし…

『在野研究ビギナーズ:勝手にはじめる研究生活』

荒木優太(編著) (2019年9月1日刊行,明石書店,東京, 286 pp., 本体価格1,800円, ISBN:9784750348858 → 目次|版元ページ)サクッと読了.各著者たちはどう見ても “在野研究プロフェッショナルズ” だよねえ.研究者は職業ではなく生き方であるという指摘…

『市場界隈:那覇市第一牧志市場界隈の人々』

橋本倫史 (2019年5月25日刊行,本の雑誌社,東京, 279 pp., 本体価格1,850円, ISBN:9784860114305 → 版元ページ)寝読み本として少しずつ進めていた.読了.国際通りのむつみ橋交差点から入っていった別世界.しみじみ味わう本.

『日本発酵紀行』読売新聞書評と元原稿

小倉ヒラク (2019年6月10日刊行,D&DEPARTMENT PROJECT, 東京, 217 pp., 本体価格1,800円, ISBN:97849030973 → 目次|版元ページ|著者サイト)読売新聞ヴィジュアル評の鍵がはずれて公開された:三中信宏「小倉ヒラク著「日本発酵紀行」」(2019年8月25日…

『書店本事:台湾書店主43のストーリー』読了

郭怡青(文)・欣蒂小姐(絵)・侯季然(映像)[小島あつ子・黒木夏兒訳] (2019年6月27日刊行,サウザンブックス,東京, 432 pp., 本体価格2,600円, ISBN:9784909125125 → 目次|版元ページ|映像リスト《書店裡的影像詩Ⅰ-日文字幕版》 [YouTube])リンク…

『鐘の本:ヨーロッパの音と祈りの民俗誌』読売新聞小評と備忘メモ

パウル・ザルトーリ[吉田孝夫訳] (2019年5月1日刊行,八坂書房,東京, 454+x pp., 本体価格3,200円, ISBN:9784896942613 → 目次|版元ページ)読売新聞小評が公開された:三中信宏「鐘の本 ヨーロッパの音と祈りの民俗誌…パウル・ザルトーリ著」(2019年8…

『生きもの民俗誌』序章〜第I章メモ

野本寛一 (2019年7月30日刊行,昭和堂,京都, xviii+666+xxiii pp., 本体価格6,500円, ISBN:9784812218235 → 目次|版元ページ)とても重い本だが,出張先のサッポロの街を連れ歩いた.序章「天城山麓のムラから」を読んだだけでもう引き込まれている.生き…

『生命科学の実験デザイン[第4版]』書評

G・D・ラクストン,N・コルグレイヴ[麻生一枝・南條郁子訳] (2019年6月15日刊行,名古屋大学出版会,名古屋, xii+304 pp., 本体価格3,600円, ISBN:9784815809508 → 目次|版元ページ)さすがは生態学センスのある著者なので,他書では見ない “偽反復(pse…

『〈島〉の科学者:パラオ熱帯生物研究所と帝国日本の南洋研究』読売新聞書評と備忘メモ

坂野徹 (2019年6月20日刊行,勁草書房,東京, viii+356+30 pp., 本体価格4,700円, ISBN:9784326102747 → 目次|版元ページ)読売新聞大評が一般公開された:三中信宏「はるかなる南洋の島々 ——〈島〉の科学者…坂野徹著」(2019年8月4日掲載|2019年8月13日…

『イメージ学の現在:ヴァールブルクから神経系イメージ学へ』読売新聞書評と備忘メモ

坂本泰宏・田中純・竹峰義和(編) (2019年4月26日刊行,東京大学出版会,東京, iv+542+xv pp., 本体価格8,400円, ISBN:9784130101400 → 目次|版元ページ)読売新聞大評記事が紙面公開された:三中信宏「図像からみた知の根源 —— イメージ学の現在…坂本泰…

『ナチ 本の略奪』書評

アンデシュ・リデル[北條文緒・小林祐子訳] (2019年7月16日刊行,国書刊行会,東京, 431 pp., 本体価格3,200円, ISBN:9784336063212 → 目次|版元ページ)この本はとてつもなくおもしろい.ナチは “ビブリオコースト” と並行して,全ヨーロッパから大量の…

『日本のイネ品種考:木簡からDNAまで』読売新聞書評

佐藤洋一郎(編) (2019年4月30日刊行,臨川書店,京都, 2 color plates + 260 pp., 本体価格4,500円, ISBN:9784653044147 → 目次|版元ページ)読売新聞小評が公開された:三中信宏「日本のイネ品種考…佐藤洋一郎編」 日本人にとって「イネ」は日々の食生…

『心理学の7つの大罪:真の科学であるために私たちがすべきこと』読売新聞書評

クリス・チェインバーズ[大塚紳一郎訳] (2019年4月1日刊行,みすず書房,東京, vi+330+xl pp., 本体価格4,400円, ISBN:9784622087885 → 目次|版元ページ)読売新聞大評が一般公開された:「統計学の原罪と救済 — 心理学の7つの大罪…クリス・チェインバ…

『モービー・ダック』読了

ドノヴァン・ホーン[村上光彦・横濱一樹訳] (2019年7月15日刊行,こぶし書房,東京, 654 pp., 本体価格2,800円, ISBN:9784875593515 → 目次|版元ページ)全650ページ読破.これはいったいどのジャンルに配架されるべき本なのか.広義の海洋科学で,地球…

『書物の破壊の世界史:シュメールの粘土板からデジタル時代まで』読売新聞書評

フェルナンド・バエス[八重樫克彦・八重樫由貴子訳] (2019年3月22日刊行,紀伊國屋書店,東京, 739 pp., 本体価格3,500円, ISBN:9784314011662 → 目次|版元ページ)読売新聞大評が一般公開された:「古今東西 書物受難史——書物の破壊の世界史…フェルナン…

『測りすぎ:なぜパフォーマンス評価は失敗するのか?』書評

ジェリー・Z・ミュラー[松本裕訳] (2019年4月16日刊行,みすず書房,東京, xiv+189+22 pp., 本体価格3,000円, ISBN:9784622087939 → 目次|版元ページ)現代社会に蔓延する「業績評価」への過度のこだわり( “測定執着” )がいかに害毒を撒き散らしている…

『ネコ・かわいい殺し屋:生態系への影響を科学する』『奄美のノネコ:猫の問いかけ』読売新聞書評

ピーター・P・マラ,クリス・サンテラ[岡奈理子・山田文雄・塩野﨑和美・石井信夫訳]『ネコ・かわいい殺し屋:生態系への影響を科学する』 (2019年4月22日刊行,築地書館,東京, 287 pp., 本体価格2,400円, ISBN:9784806715801 → 目次|版元ページ) 鹿児…

『遺伝子・多様性・循環の科学:生態学の領域融合へ』読売新聞書評

門脇浩明・立木佑弥(編) (2019年2月28日刊行,京都大学学術出版会,京都, 8 color plates + 432 pp., 本体価格3,700円, ISBN:9784814001903 → 目次|版元ページ)読売新聞小評が公開されました:三中信宏「遺伝子・多様性・循環の科学…門脇浩明、立木佑弥…

『記憶の箱舟:または読書の変容』読了

鶴ヶ谷真一 (2019年5月30日刊行,白水社,東京, 260+xii pp., 本体価格2,800円, ISBN:9784560097014 → 目次|版元ページ)書物と読書と記憶をめぐって東洋と西洋を行き来する.キーワードは:書物・素読・記憶術・索引.注目される対比は:音読/黙読・修道…

『漢字の字形:甲骨文字から篆書、楷書へ』読売新聞書評

落合淳思 (2019年3月25日刊行,中央公論新社[中公新書・2534],東京, viii+207 pp., ISBN:9784121025340 → 目次|版元ページ)読売新聞大評が公開されました:三中信宏「進化する漢字の系譜 —— 漢字の字形…落合淳思著 中公新書 800円」(2019年5月19日…

『発酵食の歴史』読売新聞書評

マリ=クレール・フレデリック[吉田春美訳] (2019年2月27日刊行,原書房,東京, 341 pp., 本体価格3,500円, ISBN:9784562056330 → 目次|版元ページ)読売新聞大評が公開されました:三中信宏「三中信宏「人間の生存支える — 発酵食の歴史 NICRU,N…

『写真でつづる アマミノクロウサギの暮らしぶり』読売新聞書評

勝廣光 (2019年3月1日刊行,南方新社,鹿児島, 108 pp., 本体価格1,800円, ISBN:9784861243929 → 目次|版元ページ)読売新聞大評出ました:三中信宏「写真でつづる アマミノクロウサギの暮らしぶり…勝廣光著 南方新社 1800円」(2019年4月28日). 夜…

『ブルキナファソを喰う:アフリカ人類学者の西アフリカ「食」のガイド・ブック』読売新聞書評

清水貴夫 (2019年2月1日刊行,あいり出版[地球のナラティブ],京都, 8 color plates + 282 pp., 本体価格1,800円, ISBN:9784865550665 → 目次|版元ページ)読売新聞大評出ました(5月7日オープンされた):三中信宏「ブルキナファソを喰う!…清水貴夫著 …

『庭とエスキース』書評

奥山淳志 (2019年4月16日刊行,みすず書房,東京, 40 color plates + 286 pp., 本体価格3,200円, ISBN:9784622087953 → 版元ページ)ある写真家が北海道は新十津川村の小屋で独り自給自足生活をする老人 “弁造さん” を撮り続けた前世紀末からの14年間の長い…

『フクロウの家』読売新聞書評

トニー・エンジェル[伊達淳訳] (2019年2月10日刊行,白水社,東京, 277+7 pp., 本体価格3,000円, ISBN:9784560096758 → 目次|版元ページ)読売新聞大評:三中信宏「満ちあふれる愛情 —— フクロウの家…トニー・エンジェル著 白水社 3000円」(2019年4…

『写真でつづる アマミノクロウサギの暮らしぶり』読了

勝廣光 (2019年3月1日刊行,南方新社,鹿児島, 108 pp., 本体価格1,800円, ISBN:9784861243929 → 目次|版元ページ)本書の生態写真の数々はとても価値がある.本書では触れられていないが,アマミノクロウサギの “捕食者” であるノネコ防除の対策があまり…

『第一印象の科学:なぜヒトは顔に惑わされてしまうのか?』読売新聞書評原稿

アレクサンダー・トドロフ[中里京子訳|作田由衣子監修] (2019年1月16日刊行,みすず書房,東京, 本体価格3,800円, ISBN:9784622087625 → 目次|版元ページ)読売新聞小評:三中信宏「第一印象の科学…アレクサンダー・トドロフ著」が〈本よみうり堂〉に掲…

『科学立国の危機:失速する日本の研究力』読売新聞書評

豊田長康 (2019年2月14日刊行,東洋経済新報社,東京, 536 pp., 本体価格2,600円, ISBN:9784492223895 → 目次|版元ページ)読売新聞書評:三中信宏「人的資源の確保不可欠」(2019年3月10日)が〈本よみうり堂〉で公開されました. 人的資源の確保不可欠 …

『動物と人間:関係史の生物学』読売新聞書評

三浦慎悟 (2018年12月5日刊行,東京大学出版会,東京, xvi+821 pp., 本体価格20,000円, ISBN:9784130602327 → 目次|版元ページ)読売新聞書評:三中信宏「分類学は生き残れるか」(2019年2月24日)が〈本よみうり堂〉で公開されました. 密接な関係を見直…

『ナチュラルヒストリー』読売新聞書評

岩槻邦男 (2018年12月5日刊行,東京大学出版会[ナチュラルヒストリーシリーズ],東京, vi+366 pp., 本体価格4,500円, ISBN:9784130602563 → 目次|版元ページ)読売新聞書評:三中信宏「分類学は生き残れるか」(2019年2月17日)が〈本よみうり堂〉で公開…