『科学立国の危機:失速する日本の研究力』読売新聞書評

豊田長康 (2019年2月14日刊行,東洋経済新報社,東京, 536 pp., 本体価格2,600円, ISBN:9784492223895 → 目次|版元ページ)読売新聞書評:三中信宏「人的資源の確保不可欠」(2019年3月10日)が〈本よみうり堂〉で公開されました. 人的資源の確保不可欠 …

『動物と人間:関係史の生物学』読売新聞書評

三浦慎悟 (2018年12月5日刊行,東京大学出版会,東京, xvi+821 pp., 本体価格20,000円, ISBN:9784130602327 → 目次|版元ページ)読売新聞書評:三中信宏「分類学は生き残れるか」(2019年2月24日)が〈本よみうり堂〉で公開されました. 密接な関係を見直…

『ナチュラルヒストリー』読売新聞書評

岩槻邦男 (2018年12月5日刊行,東京大学出版会[ナチュラルヒストリーシリーズ],東京, vi+366 pp., 本体価格4,500円, ISBN:9784130602563 → 目次|版元ページ)読売新聞書評:三中信宏「分類学は生き残れるか」(2019年2月17日)が〈本よみうり堂〉で公開…

『プランクトンハンドブック淡水編』書評

中山剛・山口晴代 (2018年10月20日刊行,文一総合出版,東京, 144 pp., 本体価格1,800円, ISBN:9784829981542 → 版元ページ)生物科学, 70(2): 127(2019.2)掲載.目次.昨年編集部に送った書評原稿は以下の通り.何箇所か手直しされたバージョンが印刷に…

『侘寂温泉:東日本編』『侘寂温泉:西日本編』

魚谷祐介『侘寂温泉:東日本編』(2018年12月10日刊行,辰巳出版,東京, 127 pp., 本体価格1,500円, ISBN:9784777822317 → 版元ページ|著者サイト) 魚谷祐介『侘寂温泉:西日本編』(2018年12月10日刊行,辰巳出版,東京, 127 pp., 本体価格1,500円, ISBN:…

『まちづくりのエスノグラフィ』&『BEPPU PROJECT 2005–2018』読売新聞書評

早川公『まちづくりのエスノグラフィ:《つくば》を織り合わせる人類学的実践』(2018年12月7日刊行,春風社,横浜, 310+iv pp., 本体価格3,700円, ISBN:9784861106262 → 目次|版元ページ) 山出淳也『BEPPU PROJECT 2005 – 2018』(2018年10月13日刊行,NP…

『琉球列島の里山誌:おじいとおばあの昔語り』書評

盛口満 (2019年1月15日刊行,東京大学出版会,東京, iv+251 pp., 本体価格4,000円, ISBN:9784130603218 → 目次|版元ページ)南北に伸びる琉球列島は言語的・文化的にも細かく分岐している.それぞれの島に住む人々が日々の生活の中で深く関わってきた “里…

『南極ではたらく:かあちゃん、調理隊員になる』感想

渡貫淳子 (2019年1月23日刊行,平凡社,東京, 175 pp., 本体価格1,400円, ISBN:9784582837957 → 版元ページ)第57次日本南極地域観測隊の調理隊員として,昭和基地で1年4ヶ月を過ごした著者による南極ライフ本.隔離された生活環境の中でごく限られた食材リ…

『北斎 富嶽三十六景』読了

日野原健司編 (2019年1月16日刊行,岩波書店[岩波文庫・青581-1],東京, 230 pp., 本体価格1,000円, ISBN:9784003358115 → 版元ページ)『富嶽三十六景』の計46図版の見開きカラー図版と解説文をコンパクトにまとめた1冊.『富嶽三十六景』のなかには「神…

『謎のカラスを追う:頭骨とDNAが語るカラス10万年史』読売新聞書評

中村純夫 (2018年12月6日刊行,築地書館,東京, 12 color plates + 268 pp., 本体価格2,400円, ISBN:9784806715726 → 目次|情報|版元ページ)ワタクシの読売新聞書評(2019年1月20日掲載|jpeg)が〈本よみうり堂〉にてオンライン公開された. 日本人にと…

『昆虫考古学』感想

小畑弘己 (2018年12月21日刊行,KADOKAWA[角川選書・610],東京, 234 pp., 本体価格1,700円, ISBN:9784047036451 → 目次|版元ページ)考古学的遺跡から出土する昆虫の一般論ではなく,もっとフォーカスを絞り込んで,土器などに “混入” した昆虫の遺物あ…

『記憶術全史:ムネモシュネの饗宴』読売新聞書評

桑木野幸司 (2018年12月10日刊行,講談社[講談社選書メチエ・689],東京, 348 pp., 本体価格2,000円, ISBN:9784065140260 → 目次|版元ページ)ワタクシの読売新聞書評(2019年1月6日付|jpeg)が〈本よみうり堂〉でオンライン公開された:三中信宏「試行…

『謎のカラスを追う:頭骨とDNAが語るカラス10万年史』読了

中村純夫 (2018年12月6日刊行,築地書館,東京, 12 color plates + 268 pp., 本体価格2,400円, ISBN:9784806715726 → 目次|版元ページ)著者はどこの大学や研究機関にも属さない “独立研究者” としてカラスの研究を長年続けてきた.本書の前半200ページは…

『科学哲学の源流をたどる:研究伝統の百年史』書評

伊勢田哲治 (2018年11月20日刊行,ミネルヴァ書房[叢書〈知を究める〉・13],東京, x+316+36 pp., 本体価格3,000円, ISBN:9784623084319 → 目次|版元ページ|サポートサイト) 【書評】※Copyright 2019 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved研究者コ…

『ナチュラルヒストリー』読了

岩槻邦男 (2018年12月5日刊行,東京大学出版会[ナチュラルヒストリーシリーズ],東京, vi+366 pp., 本体価格4,500円, ISBN:9784130602563 → 目次|版元ページ)読了.一冊丸ごとロングエッセイ.1950年代から現代にいたる日本のナチュラルヒストリーがた…

『給食の歴史』書評

藤原辰史 (2018年11月20日刊行,岩波書店[岩波新書・新赤版1748], xiv+ 268 + 17 pp., 本体価格880円, ISBN:9784004317487 → 目次|版元ページ) 【書評】※Copyright 2018 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved 学校給食をめぐる私的体験と公的制度と…

『ムカシのミライ:プロセス考古学とポストプロセス考古学の対話』のある書評

阿子島香・溝口孝司(監修) (2018年10月20日刊行,勁草書房,東京, vi+248 pp., 本体価格3,000円, ISBN:9784326248490 → 目次|版元ページ)第2考古学「阿子島・溝口2018『ムカシのミライ』 [全方位書評]」(2018年11月10日)※この書評記事では「「日本考…

『辺境メシ:ヤバそうだから食べてみた』感想

高野秀行 (2018年10月25日刊行,文藝春秋,東京, 311 pp., 本体価格1,500円, ISBN:9784163909196 → 版元ページ)読了.タイトル通り世界各地の “ヤバすぎる” 料理のオンパレード.雑誌連載をベースにした単行本なので,ひとつひとつのエッセイが短すぎる.…

『ホモ・デウス:テクノロジーとサピエンスの未来(上・下)』日本経済新聞書評

ユヴァル・ノア・ハラリ[柴田裕之訳] (2018年9月30日刊行,河出書房新社,東京, 265 pp./284 pp., 本体価格1,900円/各巻, ISBN:9784309227368/ ISBN:9784309227375 → 版元ページ:上巻・下巻|版元特設サイト)ワタクシの日本経済新聞書評が文化の日に公…

『A Course in Morphometrics for Biologists: Geometry and Statistics for Studies of Organismal Form』

Fred L. Bookstein (2018年10月刊行, Cambridge University Press, Cambridge, xviii+527 pp., ISBN:9781107190948 [hbk] → 目次|版元ページ|コンパニオンサイト)幾何学的形態測定学をこれから勉強する人にとっては必携本だろう.行き倒れないことを祈る…

『全国マン・チン分布考』感想

松本修 (2018年10月10日刊行,集英社インターナショナル[インターナショナル新書・030],東京, カラー折込図版2葉+365 pp., 本体価格1,100円, ISBN:9784797680300 → 目次|版元ページ)真っ昼間に読むべき本である.冒頭の第1章「東京での「おまん」の衝…

『醤油』(第5〜10章)

吉田元 (2018年3月15日刊行,法政大学出版局[ものと人間の文化史・180],東京, 2 color plates + iv + 269 pp., 本体価格2,600円, ISBN:9784588218019 → 目次|版元ページ)読了.日本の醤油の海外輸出(第5章),日本国内でのローカルな醤油(第6章),…

『秘蔵カラー写真で味わう60年前の東京・日本』

J・ウォーリー・ヒギンズ (2018年10月30日刊行,光文社[光文社新書・969],東京, 454 pp., 本体価格1,500円, ISBN:9784334043759 → 版元ページ)元アメリカ軍属で日本に移り住むことになった著者は “鉄分” がとても多くて,日本人の “乗り鉄” や “撮り鉄”…

『蒐める人:情熱と執着のゆくえ』

南陀楼綾繁 (2018年8月20日刊行,皓星社,東京, 261 pp., 本体価格1,600円, ISBN:9784774406589 → 版元ページ)前半に江戸川乱歩の『貼雜年譜』の編集者が登場するが,何かの機会に実物を見てみたいものだ.古書業界の “生き字引” だった八木福次郎の昔語り…

『何かが後をついてくる:妖怪と身体感覚』感想

伊藤龍平 (2018年8月3日刊行,青弓社,東京, 255 pp., 本体価格2,000円, ISBN:9784787220769 → 目次|版元ページ) 【書評】※Copyright 2018 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved共有された身体感覚がネーミングとヴィジュアル化を促す日々の生活の中…

『農の科学史:イギリス 「所領知」 の革新と制度化』読了

並松信久 (2016年11月30日刊行,名古屋大学出版会,名古屋, viii+366+104 pp., 本体価格6,400円, ISBN:9784815808532 → 版元ページ)">目次|版元ページ)綿密な資料探査を踏まえた良書だ.昨日のお座敷ネタ本として重宝した.ロザムステッド農業試験場の「…

『醤油』(第1〜4章)

吉田元 (2018年3月15日刊行,法政大学出版局[ものと人間の文化史・180],東京, 2 color plates + iv + 269 pp., 本体価格2,600円, ISBN:9784588218019 → 目次|版元ページ)ベッドサイド本として少しずつ読んでいる.日本酒の歴史には関心があったが,醤…

『文藝春秋作家原稿流出始末記』

青木正美 (2018年8月25日刊行,本の雑誌社,東京, 220 pp., 本体価格1,500円, ISBN:9784860114176 → 版元ページ)最初の1/3は「文藝春秋作家原稿流出始末記」.文藝春秋社から大量に流出した “首なし” 原稿の顛末.要するに事務方が勝手に廃棄処分したとい…

『文系と理系はなぜ分かれたのか』書評

隠岐さや香 (2018年8月24日刊行,星海社[星海社新書・137],東京, 253 pp., 本体価格980円, ISBN:9784065123843 → 版元ページ) 【書評】※Copyright 2018 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved「文系 vs. 理系」分類から見た科学の過去・現在・未来身…

『心の進化を解明する:バクテリアからバッハへ』

ダニエル・C・デネット[木島泰三訳] (2018年7月18日刊行,青土社,東京, 2 color plates + 712 + 34 pp., 本体価格4,200円, ISBN:9784791770755 → 目次|版元ページ)書評記事を日本経済新聞に書いた:評者・三中信宏「人間が文化をつくれた理由」(2018…