『遺伝子・多様性・循環の科学:生態学の領域融合へ』読売新聞書評

門脇浩明・立木佑弥(編) (2019年2月28日刊行,京都大学学術出版会,京都, 8 color plates + 432 pp., 本体価格3,700円, ISBN:9784814001903 → 目次|版元ページ)読売新聞小評が公開されました:三中信宏「遺伝子・多様性・循環の科学…門脇浩明、立木佑弥…

『記憶の箱舟:または読書の変容』読了

鶴ヶ谷真一 (2019年5月30日刊行,白水社,東京, 260+xii pp., 本体価格2,800円, ISBN:9784560097014 → 目次|版元ページ)書物と読書と記憶をめぐって東洋と西洋を行き来する.キーワードは:書物・素読・記憶術・索引.注目される対比は:音読/黙読・修道…

『漢字の字形:甲骨文字から篆書、楷書へ』読売新聞書評

落合淳思 (2019年3月25日刊行,中央公論新社[中公新書・2534],東京, viii+207 pp., ISBN:9784121025340 → 目次|版元ページ)読売新聞大評が公開されました:三中信宏「進化する漢字の系譜 —— 漢字の字形…落合淳思著 中公新書 800円」(2019年5月19日…

『発酵食の歴史』読売新聞書評

マリ=クレール・フレデリック[吉田春美訳] (2019年2月27日刊行,原書房,東京, 341 pp., 本体価格3,500円, ISBN:9784562056330 → 目次|版元ページ)読売新聞大評が公開されました:三中信宏「三中信宏「人間の生存支える — 発酵食の歴史 NICRU,N…

『写真でつづる アマミノクロウサギの暮らしぶり』読売新聞書評

勝廣光 (2019年3月1日刊行,南方新社,鹿児島, 108 pp., 本体価格1,800円, ISBN:9784861243929 → 目次|版元ページ)読売新聞大評出ました:三中信宏「写真でつづる アマミノクロウサギの暮らしぶり…勝廣光著 南方新社 1800円」(2019年4月28日). 夜…

『ブルキナファソを喰う:アフリカ人類学者の西アフリカ「食」のガイド・ブック』読売新聞書評

清水貴夫 (2019年2月1日刊行,あいり出版[地球のナラティブ],京都, 8 color plates + 282 pp., 本体価格1,800円, ISBN:9784865550665 → 目次|版元ページ)読売新聞大評出ました(5月7日オープンされた):三中信宏「ブルキナファソを喰う!…清水貴夫著 …

『庭とエスキース』書評

奥山淳志 (2019年4月16日刊行,みすず書房,東京, 40 color plates + 286 pp., 本体価格3,200円, ISBN:9784622087953 → 版元ページ)ある写真家が北海道は新十津川村の小屋で独り自給自足生活をする老人 “弁造さん” を撮り続けた前世紀末からの14年間の長い…

『フクロウの家』読売新聞書評

トニー・エンジェル[伊達淳訳] (2019年2月10日刊行,白水社,東京, 277+7 pp., 本体価格3,000円, ISBN:9784560096758 → 目次|版元ページ)読売新聞大評:三中信宏「満ちあふれる愛情 —— フクロウの家…トニー・エンジェル著 白水社 3000円」(2019年4…

『写真でつづる アマミノクロウサギの暮らしぶり』読了

勝廣光 (2019年3月1日刊行,南方新社,鹿児島, 108 pp., 本体価格1,800円, ISBN:9784861243929 → 目次|版元ページ)本書の生態写真の数々はとても価値がある.本書では触れられていないが,アマミノクロウサギの “捕食者” であるノネコ防除の対策があまり…

『第一印象の科学:なぜヒトは顔に惑わされてしまうのか?』読売新聞書評原稿

アレクサンダー・トドロフ[中里京子訳|作田由衣子監修] (2019年1月16日刊行,みすず書房,東京, 本体価格3,800円, ISBN:9784622087625 → 目次|版元ページ)読売新聞小評:三中信宏「第一印象の科学…アレクサンダー・トドロフ著」が〈本よみうり堂〉に掲…

『科学立国の危機:失速する日本の研究力』読売新聞書評

豊田長康 (2019年2月14日刊行,東洋経済新報社,東京, 536 pp., 本体価格2,600円, ISBN:9784492223895 → 目次|版元ページ)読売新聞書評:三中信宏「人的資源の確保不可欠」(2019年3月10日)が〈本よみうり堂〉で公開されました. 人的資源の確保不可欠 …

『動物と人間:関係史の生物学』読売新聞書評

三浦慎悟 (2018年12月5日刊行,東京大学出版会,東京, xvi+821 pp., 本体価格20,000円, ISBN:9784130602327 → 目次|版元ページ)読売新聞書評:三中信宏「分類学は生き残れるか」(2019年2月24日)が〈本よみうり堂〉で公開されました. 密接な関係を見直…

『ナチュラルヒストリー』読売新聞書評

岩槻邦男 (2018年12月5日刊行,東京大学出版会[ナチュラルヒストリーシリーズ],東京, vi+366 pp., 本体価格4,500円, ISBN:9784130602563 → 目次|版元ページ)読売新聞書評:三中信宏「分類学は生き残れるか」(2019年2月17日)が〈本よみうり堂〉で公開…

『プランクトンハンドブック淡水編』書評

中山剛・山口晴代 (2018年10月20日刊行,文一総合出版,東京, 144 pp., 本体価格1,800円, ISBN:9784829981542 → 版元ページ)生物科学, 70(2): 127(2019.2)掲載.目次.昨年編集部に送った書評原稿は以下の通り.何箇所か手直しされたバージョンが印刷に…

『侘寂温泉:東日本編』『侘寂温泉:西日本編』

魚谷祐介『侘寂温泉:東日本編』(2018年12月10日刊行,辰巳出版,東京, 127 pp., 本体価格1,500円, ISBN:9784777822317 → 版元ページ|著者サイト) 魚谷祐介『侘寂温泉:西日本編』(2018年12月10日刊行,辰巳出版,東京, 127 pp., 本体価格1,500円, ISBN:…

『まちづくりのエスノグラフィ』&『BEPPU PROJECT 2005–2018』読売新聞書評

早川公『まちづくりのエスノグラフィ:《つくば》を織り合わせる人類学的実践』(2018年12月7日刊行,春風社,横浜, 310+iv pp., 本体価格3,700円, ISBN:9784861106262 → 目次|版元ページ) 山出淳也『BEPPU PROJECT 2005 – 2018』(2018年10月13日刊行,NP…

『琉球列島の里山誌:おじいとおばあの昔語り』書評

盛口満 (2019年1月15日刊行,東京大学出版会,東京, iv+251 pp., 本体価格4,000円, ISBN:9784130603218 → 目次|版元ページ)南北に伸びる琉球列島は言語的・文化的にも細かく分岐している.それぞれの島に住む人々が日々の生活の中で深く関わってきた “里…

『南極ではたらく:かあちゃん、調理隊員になる』感想

渡貫淳子 (2019年1月23日刊行,平凡社,東京, 175 pp., 本体価格1,400円, ISBN:9784582837957 → 版元ページ)第57次日本南極地域観測隊の調理隊員として,昭和基地で1年4ヶ月を過ごした著者による南極ライフ本.隔離された生活環境の中でごく限られた食材リ…

『北斎 富嶽三十六景』読了

日野原健司編 (2019年1月16日刊行,岩波書店[岩波文庫・青581-1],東京, 230 pp., 本体価格1,000円, ISBN:9784003358115 → 版元ページ)『富嶽三十六景』の計46図版の見開きカラー図版と解説文をコンパクトにまとめた1冊.『富嶽三十六景』のなかには「神…

『謎のカラスを追う:頭骨とDNAが語るカラス10万年史』読売新聞書評

中村純夫 (2018年12月6日刊行,築地書館,東京, 12 color plates + 268 pp., 本体価格2,400円, ISBN:9784806715726 → 目次|情報|版元ページ)ワタクシの読売新聞書評(2019年1月20日掲載|jpeg)が〈本よみうり堂〉にてオンライン公開された. 日本人にと…

『昆虫考古学』感想

小畑弘己 (2018年12月21日刊行,KADOKAWA[角川選書・610],東京, 234 pp., 本体価格1,700円, ISBN:9784047036451 → 目次|版元ページ)考古学的遺跡から出土する昆虫の一般論ではなく,もっとフォーカスを絞り込んで,土器などに “混入” した昆虫の遺物あ…

『記憶術全史:ムネモシュネの饗宴』読売新聞書評

桑木野幸司 (2018年12月10日刊行,講談社[講談社選書メチエ・689],東京, 348 pp., 本体価格2,000円, ISBN:9784065140260 → 目次|版元ページ)ワタクシの読売新聞書評(2019年1月6日付|jpeg)が〈本よみうり堂〉でオンライン公開された:三中信宏「試行…

『謎のカラスを追う:頭骨とDNAが語るカラス10万年史』読了

中村純夫 (2018年12月6日刊行,築地書館,東京, 12 color plates + 268 pp., 本体価格2,400円, ISBN:9784806715726 → 目次|版元ページ)著者はどこの大学や研究機関にも属さない “独立研究者” としてカラスの研究を長年続けてきた.本書の前半200ページは…

『科学哲学の源流をたどる:研究伝統の百年史』書評

伊勢田哲治 (2018年11月20日刊行,ミネルヴァ書房[叢書〈知を究める〉・13],東京, x+316+36 pp., 本体価格3,000円, ISBN:9784623084319 → 目次|版元ページ|サポートサイト) 【書評】※Copyright 2019 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved研究者コ…

『ナチュラルヒストリー』読了

岩槻邦男 (2018年12月5日刊行,東京大学出版会[ナチュラルヒストリーシリーズ],東京, vi+366 pp., 本体価格4,500円, ISBN:9784130602563 → 目次|版元ページ)読了.一冊丸ごとロングエッセイ.1950年代から現代にいたる日本のナチュラルヒストリーがた…

『給食の歴史』書評

藤原辰史 (2018年11月20日刊行,岩波書店[岩波新書・新赤版1748], xiv+ 268 + 17 pp., 本体価格880円, ISBN:9784004317487 → 目次|版元ページ) 【書評】※Copyright 2018 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved 学校給食をめぐる私的体験と公的制度と…

『ムカシのミライ:プロセス考古学とポストプロセス考古学の対話』のある書評

阿子島香・溝口孝司(監修) (2018年10月20日刊行,勁草書房,東京, vi+248 pp., 本体価格3,000円, ISBN:9784326248490 → 目次|版元ページ)第2考古学「阿子島・溝口2018『ムカシのミライ』 [全方位書評]」(2018年11月10日)※この書評記事では「「日本考…

『辺境メシ:ヤバそうだから食べてみた』感想

高野秀行 (2018年10月25日刊行,文藝春秋,東京, 311 pp., 本体価格1,500円, ISBN:9784163909196 → 版元ページ)読了.タイトル通り世界各地の “ヤバすぎる” 料理のオンパレード.雑誌連載をベースにした単行本なので,ひとつひとつのエッセイが短すぎる.…

『ホモ・デウス:テクノロジーとサピエンスの未来(上・下)』日本経済新聞書評

ユヴァル・ノア・ハラリ[柴田裕之訳] (2018年9月30日刊行,河出書房新社,東京, 265 pp./284 pp., 本体価格1,900円/各巻, ISBN:9784309227368/ ISBN:9784309227375 → 版元ページ:上巻・下巻|版元特設サイト)ワタクシの日本経済新聞書評が文化の日に公…

『A Course in Morphometrics for Biologists: Geometry and Statistics for Studies of Organismal Form』

Fred L. Bookstein (2018年10月刊行, Cambridge University Press, Cambridge, xviii+527 pp., ISBN:9781107190948 [hbk] → 目次|版元ページ|コンパニオンサイト)幾何学的形態測定学をこれから勉強する人にとっては必携本だろう.行き倒れないことを祈る…