『数学セミナー 2007年11月号』

(2007年11月1日発行,日本評論社ISSN:0386-4960)



今月の数学セミナーでは,特集〈統計科学のすすめ[その2]〉が編まれている(→目次).2007年2月号の特集〈統計科学のすすめ[その1]〉(→目次)に続く第二段だ.べいづにMCMCAIC …… 書くべき人が書いている.統計科学の最前線の匂いを嗅ぐことができるだろう.※伊庭さん,献本感謝です.


『総研大ジャーナル No.12 2007年秋号』

(2007年9月30日発行,総合研究大学院大学ISSN:なし)



「モデル選択論」のベースになっているのは「情報量統計学」だが,本誌最新号では〈赤池統計学の世界〉という特集が組まれている.統計数理研究所の前の所長,現在は総合研究大学院大学名誉教授である赤池弘次さんに始まるこの「情報量統計学」のルーツについて,そしてこれからのことなどいくつかの記事が載っている.『総研大ジャーナル』のサイトでは,この号の目次はまだ公開されていない.本特集についていえば,「Part 1: 赤池統計学の源流」,「Part 2: 赤池統計学の展開」,そして「Part 3: 赤池弘次博士に聞く」という3部構成だ.総合研究大学院大学のPR誌である本誌は,市販されているジャーナルではないようなので,一般書店で見ることはまずないが,未公開のメモも載っているので一読の価値はある.