三中信宏
(2006年7月20日第1刷刊行|2006年8月4日第2刷刊行,講談社[現代新書1849],ISBN:4061498495→詳細目次|反響録|コンパニオンサイト)
『系統樹思考の世界』出版以来,三年の長きにわたって続いてきたこの「反響録」も今回でおしまい.次は,遅くとも来週の9月17日には書店に並ぶはずの姉妹本『分類思考の世界』の響き具合に耳を傾けるつもりだ.−−
国際生物学オリンピックが筑波大学で開催された記念イベントのひとつとして,リブロ筑波西武店にて〈生物学の世界へようこそ!〉というブックフェアをやっていた(8月).評者の一人である福岡伸一さんに推薦してもらった:
この世界にあまた存在している多種多様の生物を分類したい.その進化の道筋をたどってみたい.つまり世界をくまなく記述したい.これは生物学者のもっとも根源的な問いかけであり,かつ本質的な欲望でもある.しかし,それを極めていくと私たちは奇怪な迷宮にとらわれていく.画期的な哲学書としても読める.(福岡)
たいへんありがとうございました.ほとんどそのまま今度の『分類思考の世界』にも使えそうな推薦文です,はい.
以上,2009年9月11日午前9時時点.
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