『現代思想・2015年9月号[43巻13号]』



(2015年9月1日発行,青土社,東京,本体価格1,300円, ISBN:9784791713042版元ページ

特集〈絶滅:人間不在の世界〉の目次は以下のとおり:

【特集目次】
〈絶滅:人間不在の世界〉
絶滅とともに哲学は可能か[大澤真幸+千葉雅也+吉川浩満] 28-45
絶滅について考えること[池田清彦] 46-49
絶滅の真理[レイ・ブラシエ/星野太訳] 50-78
絶滅と存在についての覚え書き[ユージーン・サッカー/島田貴史訳] 79-91
映画、気候変動、ユートピア主義の袋小路 [トム・コーエン/清水一浩訳] 92-111
写真的なものの領分:万物の救済と絶滅における[小泉義之] 112-122
世界をやりなおしても「考えるヒト」は生まれるか?[長沼毅] 123-143
涙にくれ、異国の畠中に立ちつくした:アグリロジスティックスを通して考える[ティモシー・モートン/小川緑+篠原雅武訳] 144-167
必然性の全体から抜け落ちる:惑星的な混淆あるいは放浪について[山内朋樹] 168-174
絶滅は進化の影絵である:系統発生を可視化する論理について[三中信宏] 176-185
フレデリック・ソディと〈破局〉の経済思想:原子力・気候工学・金融化[桑田学] 186-199
第三世界の起源[マイク・デイヴィス/マニュエル・ヤン訳] 200-226
人類でなくなるための人類学:受動的な能動性が拓くおぞましくも美しき未来[大村敬一] 227-245.

職場に届かなかったので,筑波西武のリブロで買ってきたら,自宅の郵便受けに青土社から同じ号が届いていた.2冊とも読めば理解も2倍になるかな.本特集の鼎談や翻訳はいずれも20〜30ページあって,いつもながらテキスト量が尋常ではない.それにしても,『現代思想』誌のフォントの小ささが年々つらくなってきた.文献リストとかワタクシが読めるリミットに近づいているかも.