『セミコロン;かくも控えめであまりにもやっかいな句読点』目次

セシリア・ワトソン[萩澤大輝・倉林秀男訳]
(2023年9月15日刊行,左右社,東京, 188 pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-86528-383-9版元ページ

「カンマの女王」のみならず「セミコロンの帝王」までおられたとはおどろ木ももの木さんしょの木. “約物マニア” の必読書です.


【目次】
はじめに 言葉のルールをめぐる愛憎 7
1章 音楽を奏でるように――セミコロンの誕生 16
2章 科学的規則を目指して――英文法戦争 23
3章 ファッションアイテムからトラブルメーカーへ 43
4章 ゆるい条文と自制心――句読点ひとつでボストン中が大混乱 52
5章 解釈に伴う偏見と慈悲 64
6章 ルールを岩に刻み込む――現代の試み 82
7章 セミコロンの達人たち 86
8章 切なる訴え、単なる気取り――セミコロンを使うのはひけらかし? 147
おわりに ルール違反? 159

 

訳者解説(萩澤大輝) 168
巻末注 174
索引 186