『風景と記憶』サイモン・シャーマ

河出書房新社



東大出版会の『UP』(2005年2月号)に,高山宏さんが「サイモン・シャーマの歴史形態学」(pp. 36-37)というエッセイを寄稿している.サイモン・シャーマは『Rembrandt's Eyes』(1999,A. A. Knopf,ISBN:067940256X)という電話帳みたいな厚い本をオランダの行き帰りに読んで以来,関心のある歴史家だ.帰国してから関連書を Amazon で注文したところ,“電話帳”ばかりどさどさと着便してのけぞったことがある.その“電話帳”の1冊:Simon Schama『Landscape and Memory』(1995,Vintage Books,ISBN:0679735127)が,河出書房新社から『風景と記憶』というタイトルで翻訳出版されるそうだ.訳されると“電話帳度”がさらにアップされるにちがいない.