『阿部謹也自伝』

阿部謹也

(2005年5月25日刊行,新潮社,ISBN:4104759015



前半はメルヘン街道沿いのゲッティンゲンでの学究生活の思い出,後半は日本の大学運営のウラ話(とくに国立大学法人となる前後の)という“ツートンカラー”な本だ(未了だけど).ゲッティンゲンの「ガウス・ケラー」で会食したという話が出てくる.数学者フリードリッヒ・ガウスにちなむこのレストランは超高級だと聞く.ゲンゼリーゼルちゃんが拝めるラーツ・ケラーの方が価格的にはリーズナブルだった.

— いま調べてみたら,「生命の起原および進化学会」の機関誌『Viva Origino』の vol. 30, no. 4, December 2002 に,原田馨さんによるゲッティンゲン紀行「ドイツ科学巡礼史−大学都市ゲッチンゲンII」が公開されていた(Part I もある).ガウス・ケラーの写真が載っていた.