『センセイの書斎:イラストルポ「本」のある仕事場』

内澤旬子

(2006年5月30日刊行,幻戯書房ISBN:4901998161



【目次】
はじめに 6
林望:古典籍からアンアンまで,リンボウ先生のふみくら 10
荻野アンナ:豚と駄洒落が飛ぶセブレーな本棚 14
静嘉堂文庫:九百歳の姫君,宋刊本が眠る森 18
南伸坊:シンボーズ・オフィス,本棚はどこ? 22
辛淑玉:執筆工場に散らばる本の欠片 26
森まゆみ:書斎とお勝手のミニ書斎 30
小嵐九八郎:作家が放浪するとき,本は…… 34
柳瀬尚紀:辞書と猫に囲まれて 38
養老孟司:標本と図鑑にあふれた書斎 42
逢坂剛古書店直結,神保町オフィス 46
米原万里:ファイルと箱の情報整理術 50
深町眞理子:翻訳者の本棚・愛読者の本棚 54
津野海太郎:好奇心のために,考えるために 58
石井桃子:プーさんがどこかで見てる書斎 62
佐高信:出撃基地は紙片のカオス 66
金田一春彦:コトバのメロデイを聞き書きするひと 70
八ヶ岳大泉図書館:ある蔵書の幸せな行方 74
小沢信男:本棚に並ぶ先輩たちに見守られて 78
品田雄吉:映画ビデオに囲まれた書斎 82
千野栄一:いるだけで本が買いたくなる書斎 86
西江雅之:本のコトバを聞き取って 90
清水徹:至高の書物を求めて 96
石山修武:居場所へのこだわりを解放する 102
熊倉功夫:茶室のような書斎をもつひと 108
上野千鶴子:三段重ねなのに,100%稼働中の本棚 114
粉川哲夫:移動,解体,組み立てを繰り返す書斎 120
小林康夫:「雜に置くこと」の美学 126
書肆アクセス:ゆったりなのにわくわくさせる棚の妙 131
月の輪書林:調べ,集め,並べては手放す古書目録の書棚 136
杉浦康平:書斎を流動する本たち 141
曾根博義:重ねず積まず,五万冊すべてが見える書棚 148
おわりに 157