『洞窟探検入門』

エリック・ジッリ(本多力訳)

(2003年3月10日刊行, 白水社文庫クセジュ 860], ISBN:4560058601

出てすぐに買っておいたのだが,何年も放置されていた.100ページ,第7章まで読む.縦穴,横穴,水没穴,熱帯穴に凍結穴,穴があったら入りたいゆうことですか.イノチがけやな(実際,致命的事故も多い).アクアラングの発明者がクストーだとは知らなかった.この本は,洞窟に入るためのさまざまな装備について事細かに書かれている.洞窟探検が無謀な冒険家の勇気だけで何とかなる時代はもう終わって,最先端の器具や設備をともなって暗闇を進む“任務[軍務]”のようなものか.日本だと数十キロの長さでも最大級と形容されるが,世界を見渡すと何百キロもの洞窟(文字どおりの「マンモス洞窟」)があるそうだ.