『逆引き広辞苑』

岩波書店辞典編集部(編)

(1992年11月17日刊行, 岩波書店ISBN:4000801066



「逆引き辞書」の威力 —— 日常的にはあまり使う機会がないのだが,ここぞというときに不可欠なのが「特殊辞書」.マイナーな言語の辞書も「特殊辞書」といえるのかもしれないが,ここではメジャーな言語であっても特殊な用途のために編まれた辞書のことをいう.今日の日録のタイトルを付けるのに,「紙魚=しみ」で韻を踏みたいとふと思った.そういうときにおもむろに登場するのが,本だなの最上階に君臨している「逆引き辞書」である.この辞書を見れば,「〜しみ」ということばを後方一致的に網羅探索できる.ありがたや,ありがたや.やっぱり辞書(一般に reference books)は身近にないと困るな.「あ」と思い立ったときに手が届く距離に置かれているべきであって,はるか階下の図書室まで足を運ぶようでは用をなさない.