内海慶一
(2007年4月30日刊行[6刷:2007年6月30日刊行], ビー・エヌ・エヌ新社, ISBN:9784861005046)
叩かれる,落ちる,はさまれる,ぶつかる,ころぶ,切断される,燃やされる —— 今まで本書の現物になかなか出会えなかったのだが,もうナミダなくしては1ページも読めません:オビいわく,「自己犠牲にもほどがある」.御意.あまりにつらい人生にグレてしまった“黒ピクトさん”に,つい同情してしまう.
欲を言えば,ピクトさんの「分類」だけではなく,とり・みき『街角のオジギビト』(2007年1月25日刊行,筑摩書房,ISBN:9784480816542→目次|書評)みたいに,それらの「系統」にも目を向けてほしかったな.