上村忠男
(2009年3月10日刊行,平凡社[平凡社ライブラリー665],482 pp., 本体価格1,800円, ISBN:9784582766653 → 版元ページ)
【目次】
まえがき 5I
ベネデット・クローチェあるいは〈哲学の政治〉について 16
補論 哲学と科学のあいだ —— 「疑似概念」論の成立経緯 72
政治と科学と実践 —— ガエターノ・モスカの場合 103II
「流浪のイタリア」と移民たち —— 二十世紀イタリア・ナショナリズム小論 140III
デ・マルティーノにおける「西洋の危機」と呪術的世界への旅 198
カルロ・ギンズブルグと民衆文化史の可能性 239
実存主義から関係主義へ —— エンツォ・パーチと関係主義的現象学への道 276
ノルベルト・ボッビオ —— 夢の刈り入れ時の思想家 295
ロスアンジェルスのギンズブルグ 315
閾からの思考 —— アガンベンと政治哲学の現在 336
アガンベン読解のための第三の扉 348
新たな始まりとしての〈群島=ヨーロッパ〉 362
法の〈開いている門〉の前で 371
スピノザ・ヴィーコ・現代思想 391
グラムシのマルクス主義について 413
平凡社ライブラリー版へのあとがき 448
解説 —— ヘテロトピアを開き続ける[岩崎稔] 451
文献一覧 [477-461]
人名索引 [482-478]