『大腸菌:進化のカギを握るミクロな生命体』

カール・ジンマー[矢野真千子訳]

(2009年11月30日刊行,日本放送出版協会,333+33 pp.,本体価格2,100円,ISBN:9784140814031版元ページ

本書の主役は大腸菌.献本に挿まれていた宣伝文の E.coli のイラストがとりわけかわいいんですけど.「もやしもん」みたいで.造本も軽くてふかふかしていて,個人的には好ましい.同じ出版社から半年前に出た:ディヴィッド・スローン・ウィルソン[中尾ゆかり訳]『みんなの進化論』(2009年4月25日刊行,日本放送出版協会,東京,411 + 26 pp., 本体価格2,300円, ISBN:9784140813713目次)を髣髴とさせる.「ライトノベル」的自然科学書というイメージ戦略なのかな?