『教育・心理のためのRによるデータ解析』

服部環

(2011年4月刊行,福村出版,東京,ISBN:9784571200762

2011年6月18日(土)に筑波大学で開催された筑波大学学校教育学会の大会で,本書の著者である同大学心理学類長・服部環氏の講演「心理・教育研究とデータ解析」があった.ハンドアウトを見ると多変量解析のまとまったレビューだが聴衆死亡率は高かったとか.統計学や数学のトークをするときは,ときに眼前に広がる死屍累々たる聴衆の屍を踏み越えて話し続けなければならない.因果な生業である.心理統計学は分野はちがっても「同類」なので親近感が湧く.