『明治洋食事始め:とんかつの誕生』

岡田哲

(2012年7月10日刊行,講談社講談社学術文庫2123],東京,262 pp., ISBN:9784062921237版元ページ

あんパンの章.銀座〈木村屋總本店〉の創業者・木村安兵衛は牛久出身.日本初の「あんパン」をつくるのに用いた水は筑波山近くの硬水の井戸水,酒種は筑波山中腹の「岩陰の澄んだ空気」(p. 138)から採集したとのこと.あんパン,おそるべし.続く「とんかつ」の章を読了.明治から一世紀にわたる「とんかつ」への系統発生は急速だった.