『昆虫の哲学』

ジャン=マルク・ドルーアン辻由美訳]

(2016年5月20日刊行,みすず書房,東京, 212+xxxi pp., 本体価格3,600円, ISBN:9784622079880版元ページ

【目次】
序文 5


第1章 微小の巨人 11

大きさ――平凡な概念の複雑さ 12
尺度【スケール】の変化 17
絶対的大きさという概念 20

第2章 コガネムシへの限りない愛 31

分類の基本 32
奇怪なワニ 34
境界線の問題 40
自然分類法 42
ダーウィンと変異する子孫 45
方法論の革命 48
まだ存在しなかったとき、昆虫は何であったのか? 52

第3章 昆虫学者の視線 56

作家と昆虫学者 57
劇物語 64
風俗劇 67
ラ・フォンテーヌの寓話 69
昆虫の仕事 71
昆虫学者の文体 74
昆虫学者に向けられる視線 77

第4章 昆虫の政治 80

王それとも女王? 81
アマゾネスと顕微鏡 85
競合するパラダイム 91
共和制か君主制か 94
昆虫のあいだの不平等について 99
戦争と奴隷制 102
進化と社会 108
動物の社会? 115

第5章 個体の本能と集団的知能 120

クモとクモの巣 121
ミツバチと巣房 124
神の意図か、自然選択か 135
個体と超個体 137

第6章 戦いと同盟 145

蜂蜜、蜜蝋、絹 146
害虫と病原体の媒介動物 149
敵の敵 153
受粉――自然の秘密 157

第7章 標本昆虫 166

擬態 168
カムフラージュ 172
ショウジョウバエと遺伝学 175
社会生物学 179

第8章 世界と環境 187

ボディープラン 188
散歩者、イヌ、マダニ 190
現象学と動物学 193
動物行動学と動物の倫理 198


謝辞 206


訳者あとがき 208


参照文献 [vii-xxxi]
人名索引 [i-vi]