André Robinet
(1955年8月刊行, Librairie Philosophique J. Vrin[Bibliotheque des Textes Philosophique], Paris, 525 pp.)
2003年4月26日に駿河台下の崇文荘書店で入手.購入価格7,000円.当時の日録にはこう書かれている:
- マルブランシュはクララ・ピント-コレイアの新刊『イヴの卵』(白揚社)を読んで以来,気になっていた思想家.若い頃からデカルトに心酔し,アンチ・デカルトを標榜した鬼才ライプニッツと論争を続けたという.
未來社工作舎の「ライプニッツ全集」も気になるけど,色目を使ったらダイレクトに破産ですな.- ピント-コレイアの本には,マルブランシュが「前成説」の提唱者と書かれてあったけど,17世紀当時の概念世界は気になる気になる気になる.
- マルブランシュとライプニッツの書簡を集成したロビネのこの本は,いわゆるフランス装でページの端が切られていない.ペーパーナイフで切り開きながらひもとくというのは初めての経験になるか....