ティム・インゴルド[柴田崇・野中哲士・佐古仁志・原島大輔・青山慶・柳澤田実訳]
(2021年11月10日刊行,左右社,東京, 571+xxx pp., 本体価格4,500円, ISBN:978-4-86528-037-1 → 版元ページ)
師走の書評依頼本は600ページもある.前著:ティム・インゴルド[工藤晋訳]『ラインズ:線の文化史』(2014年6月30日刊行,左右社,東京,267+viii pp., 本体価格2,750円, ISBN:978-4-86528-101-9 → 書評|目次|版元ページ|原書目次) を本の山から掘り出して来ないと.
【目次】
序文、および謝辞 7
1 プロローグ 生に還る人類学 27
第一部 地面を切り拓く 55
2 素材対物質 633 地面の文化 足を通して知覚される世界 95
4 板を歩く 技術に熟練する過程を考える 133
第二部 メッシュワーク 159
5 動くものを再考すること、思考を再び動かすこと 1656 点・線・対位法 環境から流動空間へ 187
7 アントがスパイダーと会うとき 節足動物のための社会理論 217
第三部 大地と天空 233
8 大地のかたち 2419 大地、天空、風、そして気象 277
10 ランドスケープか気象世界か 299
11 サウンドスケープ概念に対する四つの反論 325
第四部 物語られた世界 335
12 空間に逆らって 場所、動き、知識 34313 分類に逆らう物語 輸送・散歩・知識の統合 369
14 物語ることとしての名づけ アラスカのコユコン族が動物について話すこと 389
第五部 線描すること、つくること、書くこと 415
15 Aという文字の七つのヴァリエーション 42316 精神の歩き方 読むこと、書くこと、描くこと 451
17 つくることのテクスティリティ 481
18 線を束ねる 行なうこと、観察すること、記述すること 505
19 エピローグ 人類学はエスノグラフィーではない 523
解題|生きている世界へのまなざし(野中哲士) 558
謝辞 571
文献一覧 [xv-xxx]
索引 [i-xiv]