山田稔
(2018年6月1日刊行、編集工房ノア、大阪, 285 pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-89271-292-0)
所収されている “ポルトレ” のひとつが「ある祝電——多田謡子さんのこと」(pp. 100-110)だった。
【目次】
I
ある講演会 10手招き 24
〈あと一円〉の友情 35
形見分け 55
「どくだみの花」のことなど 62
「季節」を出していたころ 68
富士びいき 85
*
ある祝電——多田謡子さんのこと 100樹と猫と 111
書く習慣 127
II
芸としての頓死 142〈居たたまれぬほどに美しい話〉 146
褒められて 151
名付け親になる話 157
索引二百回 161
あみの佃煮 166
立ち話 170
グラフィティの勝利 176
Minuterie 181
パレルモのカタコンベ 186
ある文学教育 192
「いま何時」 196
III
読むたのしみ
『秘義と習俗』フラナリー・オコナー全エッセイ集 200『ちいさなカフカ』池内紀 204
『名文を書かない文章講座』村田喜代子 207
『ユリシーズの涙』ロジェ・グルニエ 210
『躯の贈り物』レベッカ・ブラウン 214
『南の話』青山南 217
『私の寄港地』今江祥智 221
『北大阪線』桝谷優 224
『含羞のエンドマーク』前田陽一 228
『大空と大地へ還りゆく日は』高田宏 231
『吾妻橋のほとり 永井荷風私記』前之園明良 235
IV
手紙 240思い出すままに——黒瀬勝巳、そしてふたりの伊藤 252
あとがき 281
初出一覧 282