『進化生物学への道:ドリトル先生から利己的遺伝子へ』

長谷川眞理子

(2006年1月26日刊行,岩波書店[叢書グーテンベルクの森], ISBN:4000269895



さくっと読了.タイトルからはわからないが,とても“奔放”な読書遍歴ですなあ.同病相哀れむというか.『蛋白質 核酸 酵素』誌への書評もさくっと書きましょう.リヒアルト・シュトラウスの自伝的交響詩英雄の生涯〉もまた「若い頃」の作品でしたね.




【目次】
第1章:図鑑たち−−未知の自然へのいざない 1
第2章:『ドリトル先生航海記』−−博物学とイギリス流ユーモア 9
第3章:『ソロモンの指輪』とコンラート・ローレンツ 29
第4章:『森の隣人』とジェーン・グドール 49
第5章:利己的遺伝子 75
第6章:ダーウィン 97
第7章:科学,人間,文明について 129
あとがき 153
書誌データ一覧 157
書名・著者名索引 [1-3]

『早稲田古本屋日録』

向井透史

(2006年2月28日刊行,右文書院,ISBN:4842100664



第II部〈早稲田古本屋日録〉は,高橋徹の『古本屋月の輪書林』(1998年6月30日刊行,晶文社ISBN:4794963599紹介)とその続編『月の輪書林それから』(2005年10月10日刊行,晶文社ISBN:4794966857紹介)の「日録」と同じスタイルだが,もう少しさらりとした肌触りがする.特徴は本が擬人化されていること.