『Libros: todo lo que hay que leer』

Christiane Zschirnt

(2005年2月刊行,Santillana,ISBN:9681915135



文字通り「本の本」それも“Bildung”志向の「読書リスト」だ.聖書から『ハリー・ポッター』まで登場するこういうタイプの「読書リスト」が出ていたとは驚きだ.英訳はまだないみたいね(独語原書は千葉大学文学部で教科書指定されているらしい).「世界観」「愛」「ユートピア」「経済」「シェイクスピア」などのカテゴリーごとに,さまざまな本たちが登場する.それも単なる辞書的ぶつ切りではなく,ストーリーがある[ような]点で気になる.Friedlich Gottlieb Klopstock,『ウェルテル』,そして〈La fiesta de primavera〉(=〈春の祭典〉)のつながりっていったい何?(p. 251)