西野嘉章
(2006年5月15日刊行,平凡社,ISBN:4582833322)
読了.本文200ページにカラー図版96ページが付いている.1920年代からの20年間の間に,ヨーロッパの方々で同時多発的に生じたアヴァンギャルド運動をたどる.個人・組織・国が幾重にも錯綜する.当時出版された単行本や雑誌の装幀に焦点を当てているが,それにとどまらないテーマを含んでいたことを知る.また,本書自身の装幀も,前著である西野嘉章『裝釘考』(2000年4月15日刊行,玄風舎, ISBN:4250200256)と同じ装釘者が担当したのだそうだが,本書の完成直前に亡くなったとのこと.
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