『古書の聖地』

ポール・コリンズ(中尾真理訳)

(2005年2月5日刊行,晶文社[シリーズ 愛書・探書・蔵書], ISBN:4794926650



「ヘイ・オン・ワイ」つながり−−買ったままずっと放置していた本だったが,今朝方の“Hay-on-Wye”エピソードに刺激されて手に取る.第12章まで読了.200ページほど.カリフォルニアからはるばる Hay-on-Wye に引っ越してきた作家一家の話.さまざまな「本の死に方」があることを知る.ウェルドン&ウェズリーの在庫本もこういうことだったのか.

原書関連情報




【目次】
1. 旅が始まり,本が始まる 11
2. 饒舌なタクシー運転手の旅行案内語に頼る 23
3. 疲れる汽車の旅をはしょって,ウェールズの田舎に降り立つ37
4. 我が家と呼べるところを捜す 48
5. 本を漁りに行く 59
6. テレビの前に根をはやす 74
7. 謹んで哀悼の意を表します 101
8. ただいま,考え中 111
9. エルモア・ハッバードの機知と知恵が明らかになる 124
10. 人生はわっといてとお願いする 136
11. 本を表紙で判断する 148
12. 誰も読まないカスみたいな本について 171
13. 傷ついた過去を眺める 188
14. 最後の希望,「六ペンスの家」 216
15. 主を見る 236
16. いいタイトルを思いつかない 255
17. 死のドアノブ 272
18. 到着時間を間違える 286
19. イキ,イキ,イキ,イキ…… 305
20. 将来の更なる災難を暗示して終わる 331
謝辞 353
訳者あとがき(中尾真理) 355