『Ernst Haeckels Bluts= und Geistes=Erbe : Eine Kulturbiologische Monographie』

Heinz Brücher

(1936年刊行,J. F. Lehmann, München,ISBNなし→目次

EFGH〉についての情報.Johannes Werner の編集による元本(1927年)では二人とも匿名,1930年の英訳では Ernst Haeckel のみ実名になっていた.Brücher 本には「Frieda[ママ] von Usler-Gleichen」(p. 23)として彼女の実名も明かされている(同じページには,この点について「1927 veröffentlicht」と書かれているが,Werner 本が出た当時はまだ匿名のままだったはず).

もうひとつ:あとがき(Nachwort)を読むと,イェナ大学総長にして同大学の人類系譜研究ならびに人種政策研究所の所長でもあった Karl Astel の援助,そして Haeckel 一族ならびに Ernst-Haeckel-Archiv と彼の弟子たちの情報提供のもとに本書が書かれたことがわかる.なお,添付されている巨大な Haeckel 家の Ahnentafel(Sippschaftstafel)を描いたのは二人の女性秘書だったようだ.