『これからレポート・卒論を書く若者のために』

酒井聡樹

(2007年5月15日刊行,共立出版ISBN:9784320005747



第5章まで読む.60ページあまり.方々の大学でレボートを採点していると,ここに挙げられているような「悪しき例」は確かに多々ある.かなり根本的な意味で「リテラシー」に難のある学生は少なくない.「誰が読むのか」を考えていない(と思しき)文章がいちばん困る.それにしても,酒井師の文章は読みやすい.読者は,かくのごとき「文体」で自ら書けるようになれば,本書の目的は達せられたことになる.“ベガルタ”とか“牛タン”の猛攻に負けてはいけない.