『普遍論争:近代の源流としての』

山内志朗

(2008年1月10日刊行,平凡社平凡社ライブラリー630],ISBN:9784582766301版元ページ



元本は,15年前に哲学書房から出た:山内志朗普遍論争:近代の源流としての』(1992年11月25日刊行,哲学書房[中世哲学への招待1],ISBN:488679534)だ.当時としてはたいへん高価な本で(本体価格で「6,900円」もした),店頭で手にしたものの,さすがに買うのをためらった記憶がある.実物を手にしたのはその数年後のことで,第2刷(1995年2月25日刊行)を古書として入手できた.もちろん,正しい意味での「形而上学」を学ぶ上でたいへん役に立ったわけで,新刊で出たときに逡巡したのは実に浅はかなことだった.今回の復刊に際しては,元本の各章への「補足」が付け加えられ,巻末の「中世哲学人名小辞典」には大幅に書き換えられた項目があるという.

追記]1992年の元本のISBNがまちがっていた.元本には確かに「ISBN:488679534」と記されているのだが,Webcat で確認したら「ISBN:4886790534」が正しい番号だった.(22 January 2008)|あ,もっとよく見たら,まちがっていたのはダスト・ジャケットのISBNで,本体奥付には正しい番号が記されていた.(同日)