『普遍論争:近代の源流としての』

山内志朗

(2008年1月10日刊行,平凡社平凡社ライブラリー630],ISBN:9784582766301版元ページ



【目次】
まえがき 5

第1章 中世哲学を覆い隠してきたもの,普遍論争 —— 中世哲学の仮面 19

 1. 偽装された普遍論争 27
 2. アベラールの唯名論 34
 3. その後の普遍論争 57
 4. 普遍論争の行方 83
 5. 第1章への補足 106

第2章 〈見えるもの〉と〈見えざるもの〉 —— 記号と事物 115

 1. 〈見えるもの〉と〈見えざるもの〉 115
 2. 記号の問題 128
 3. ものと記号 138
 4. 記号論存在論 144
 5. 第2章への補足 166

第3章 煩瑣な論理の背後にあるもの —— 「代表」の理論について 169

 1. 「代表」の理論 171
 2. 単純代数について 194
 3. 単純代数をめぐる論争 212
 4. 唯名論実在論 231
 5. 第3章への補足 247

第4章 二十世紀の中世哲学 249

 1. 排除されたものとしての中世哲学 253
 2. 二十世紀になってからの中世哲学 264
 3. 日本での中世哲学 281
 4. 第4章への補足 289


註 293
あとがき 305
解説(坂部恵) 315
平凡社ライブラリー版へのあとがき 323


参考文献 [d141-143]
中世哲学人名小辞典 [d1-d140]
索引 [i-viii]