『ラス・カサスへの道:500年後の〈新世界〉を歩く』

上野清士

(2008年8月15日刊行,新泉社,382 pp,本体価格2,600円,ISBN:9784787708052版元ページ

【目次】

プロローグ

アトチャ修道院にて 12

I 生誕の地

新幹線AVEの車窓から 28
グァダルキビール川の畔で 41
光あふれる町で 54

II 〈新世界〉へ

一攫千金を夢みて 60
ささやかな貧困の話 78
ヴァチカンの回廊にて 92
先駆者モンテシーノス、怒りの説教 104

III 「回心」の地

「回心」のとき 116
チェ・ゲバラとラス・カサス:キューバに不在の先住民〈英雄〉 127
黄昏のハバナ 137
砂糖で栄えた町で 147
「平和的植民計画」の挫折 164

IV 大陸への道程

消えた繁栄 184
虚構の繁栄 200
フンボルト寒流と日本人 217

V 中米地域に蒔いた種子

湖の国で 246
「救世主」の国のラス・カサス 266
1センタボのラス・カサス 286
蝋と火酒で燻された聖堂で 297
先住民ミスコン「ラビナ・アハウ」 320

VI 司教ラス・カサス

メキシコ・シティのラス・カサス像 332
遠浅の白い浜 338
サパティスタと二人の司教 346

エピローグ

最後の航海へ 368


あとがき 376
主要参考文献 380