『わくわく生き物地理学』

わくわく生き物研究会(野中健一編)

(2009年11月1日刊行,たまさや)

雑誌『地理』での連載(2005〜6年)の単行本化.本日,池袋の立教大学にて日本生物地理学会第65回年次大会があり,午後のミニシンポジウムの演者の一人として野中健一さんに「虫を‘食べる’目に学ぶ」という講演をしてもらった.講演後,実際に昆虫料理の試食を聴衆全員でトライした(こんな学会がほかにあるか!).供されたのは:モパニムシの塩味スナック;セミ金山寺味噌和え;カメムシ塩アスパラ炒め;タケムシ水菜サラダ;灯火採集昆虫(コオロギ、ケラ、バッタ、ガムシ、コメツキ)の山椒甘辛煮だった.シンポジウム参加者の多くが人生初体験の味を楽しんだにちがいない.なお,今回の調理は,東池袋の〈キッチン風〉の特製とのことだった.拍手.