『標本は語る』

大場秀章(編)

(2005年7月刊行,東京大学出版会ISBN:4130202197



いま,東京大学総合研究博物館で開催されている特別展示〈『Systema naturae』〜標本は語る〜〉の図録(展示は9月4日まで).リンネの『自然の体系』を出発点とする自然物の“体系化”をテーマとしているそうだ.10年ほど前に千葉県立中央博物館で開催された特別展〈リンネと博物学:自然誌科学の源流〉を思い出した.このときの同名の図録(1994年8月21日刊行,千葉県立中央博物館,ISBNなし)はよい仕上がりの資料だったと思う.今回の東大博物館のはどうなのだろうか.興味がある.