2005-08-04から1日間の記事一覧

『アメリカニズムと「人種」』

川島正樹(編) (2005年8月刊行,名古屋大学出版会,ISBN:4815805164) 人種の政治学と社会学の論集だとしたら,買うまでもないかな.版元の「目次」を見ると,そのような気配が濃厚だが. 【目次】 序章 アメリカニズムと「人種」第I部 アメリカ史と「人種…

『日本博物館成立史:博覧会から博物館へ』

椎名仙卓 (2005年6月刊行,雄山閣,ISBN:4639018924) 今年の6月は「博物館本」ラッシュだったということか.

『なぜ貝の化石が山頂に?:地球に歴史を与えた男ニコラウス・ステノ』

アラン・カトラー (2005年8月刊行,清流出版,ISBN:4860291166) 黎明期の古生物学史の本.ステノはグールドのエッセイにもたびたび登場する人物で,かつて彼の『ニワトリの歯:進化論の新地平(上下)』(1988年10月刊行[1997年11月文庫化],早川書房,I…

『標本は語る』

大場秀章(編) (2005年7月刊行,東京大学出版会,ISBN:4130202197) いま,東京大学総合研究博物館で開催されている特別展示〈『Systema naturae』〜標本は語る〜〉の図録(展示は9月4日まで).リンネの『自然の体系』を出発点とする自然物の“体系化”をテ…