『なか見!検索』



Amazon.co.jp による〈Search Inside!〉の日本語版サービスが今月から始まった.本を買うかどうか決めるときには,「目次」(と「索引」)の情報があれば,ぼくにとってはほぼ十分なので,このサービスがあると和書(もちろん洋書も)の購入の意思決定をするときに役立つだろう.→ IT Media News 記事

国内の出版社のどれくらいの割合が,このサービスのための情報を提供するようになるのか,そこのところに興味がある.高価格な専門学術書の情報が公開されれば個人的にはうれしいのだが,出版サイドの危惧はきっとあるだろう.ハードルは意外に高いかな.少なくとも,「全文検索」とはいかないまでも,目次と索引に関する「部分閲覧」ができればそれでいいのだが.

—— 要するに,題名と著者名だけでは「お買い上げ」ボタンを押す動機づけとしてはもの足りないということ.とくに,複数の著者が寄稿する論文集の場合はそれがいえる.