『江戸の博物学者たち』

杉本つとむ

(1985年2月15日刊行,青土社,ISBN:なし)



【目次】
本草学とは何か−−序にかえて 7

本草学の起源と展開 11

本草学という科学 12
本草綱目』の思想 31
林羅山と『多識編』 38
日本本草学の樹立 54
国益と薬品・物産会 69
草木の〈活姓譜〉 86
紅毛本草書と植物分類法 95

蘭山と本草学の形成 103

本草学から博物学へ 104
蘭山の研究・採薬と学統 123
木内石亭と考古学 138
蘭山の仕官と医学館 145
本草綱目啓蒙』の世界 150
石と木の世界を観る 158
樹木・草木を考える 165
昆虫の生態と方言の世界 176
成長魚とその命名 191
珍鳥・珍獣と観場 214
塩池・染料・馬鈴薯 221
科学と民俗・習俗の座標 227
民俗学・生活誌の原点 238
蘭山学の本質 245

畦田翠山の時代と名物学 263

幕末の本草学と名物学 264
『古名録』の出版事情 278
堅香子と古名の考証 295
『古名録』と翠山学 346
終わりに−−本草学と植物学 369
跋 374