『モンゴル帝国が生んだ世界図』

宮紀子

(2007年6月20日刊行, 日本経済新聞出版社[〈地図は語る〉叢書], ISBN:9784532165857



【目次】
カラー口絵 [20 pp.]
チンギス・カン家略系図


プロローグ 「混一疆理歴代国都之図」をたどる旅 1

第I章 二枚の原図をもとめて 19

1. 清濬と「混一疆理図」 20
2. 李沢民と「声教広被図」 65

第II章 世界はわれらのもの――モンゴル朝廷の「地図」プロジェクト 79

1. 天文観測と暦 80
2. 東西世界の合体 98

第III章 「中華」の伝統と新たな世界像 131

1. 清濬たちの参考書――モノクロームの地理情報 132
2. 『事林広記』の世界――国と時代を越えたベストセラー 174

第IV章 王権の象徴として――「混一疆理歴代国都之図」の誕生とそのご 217

1. 高麗の遺産 218
2. 朝鮮から日本へ――江戸幕府と世界図 255

エピローグ いつか来た道・あらたな地平 281



あとがき 294
主要参照文献 297