『身体としての書物』

今福龍太

(2009年3月31日刊行, 東京外国語大学出版会[Pieria Books],318 pp., 本体価格1,600円, ISBN:9784904575024版元ホーム

【目次】
まえがき 5
序章 はじまりの書物:アルドゥスに倣いて 13
第1章 無限と円環:ボルヘス「砂の本」 33
第2章 書物の迷宮:ボルヘス「バベルの図書館」1 51
第3章 焚書の想像力:ボルヘス「バベルの図書館」2 69
第4章 口誦から文字へ:ボルヘスボルヘス,オラル』 85
第5章 砂漠と書物:ジャベス『書物への回帰』 105
第6章 ユダヤ人,詩人,亡命者:ジャベス『問いの書』 127
第7章 書物のゆらめき:ページネーション考1 153
第8章 手稿から頁へ:ページネーション考2 175
第9章 理性の森に降り積もる雪:ベンヤミン「本を読む子供」 205
第10章 ページに掛かる蜘蛛の糸ベンヤミン「幼年期の本」「学級文庫」 225
第11章 模倣,交感,墨書:ベンヤミン「模倣の能力について」 247
第12章 触覚と幼年期:ベンヤミン「字習い積み木箱」 267
終章 月形の角をもった,動じない水牛:グリッサン「世界の本」 285
あとがき 315