『おサルの系譜学:歴史と人種』

富山太佳夫

(2009年12月10日刊行,みすず書房,東京,iv+423+ii pp.,本体価格3,800円,ISBN:9784622074731目次版元ページ

富山太佳夫さんの「ダーウィン本」は心して買いそろえるようにしている.先日(2009年12月5日),日本学術会議主催で開かれた公開講演会〈ダーウィン生誕200年:その歴史的・現代的意義〉での富山さんの講演「ダーウィンの社会的影響」の中で近刊として紹介されていたのが本書だったのでさっそく購入した.ざっとブラウズしたかぎりでは,前著『ダーウィンの世紀末』(1995年,青土社)の姉妹書のようだ.雑誌などにすでに発表された論考を編んだ本だが,できれば索引を付けてほしかったな.