中塚利直
(2010年6月18日刊行,岩波書店,東京,ISBN:9784000052061 → 版元ページ)
確率論を展開するための測度とルベーグ積分に関してきっちり説明してある教科書だという(→ 目次).なお,巻末の「付録:訳語から見た日本のプロバビリテーの歴史」は「確率」という訳語が日本でどのように定着したのかをたどっているそうだ.元論文は:
中塚利直 (2008), プロバビリテーの訳語の歴史. 経営と制度(首都大学東京), 6: 65-87 → CiNii(pdf公開).
本書は,けっしてキャッチーではない題名の割には,内容は満足度が高そうなのでこの機会にゲットしておくことにしよう.