『歴史と統計学:人・時代・思想』目次

竹内啓
(2018年7月25日刊行,日本経済新聞出版社,東京, viii+565 pp., 本体価格4,800円, ISBN:9784532134822版元ページ

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【目次】
序章 歴史のなかの統計学 1

I 統計の誕生 13

1. 中国の人口統計の長い歴史――2000年の軌跡 14
2. 中国の人口統計の長い歴史――現代 25
3. 古代帝国の時代・ローマのセンサス 34
4. 中世・統計の空白 42

II 統計学の始まり 51

ヨーロッパ近代と統計学の誕生 52
統計学以前の統計学(1)政治算術 61
統計学以前の統計学(2)人口統計学の始まり 72
統計学以前の統計学(3)国情論の盛衰 82

III 古典確率論の時代 93

確率論の誕生 94
「確率」の概念と確からしさ 107
測定誤差の処理 117
古典確率論の完成(上) 128
古典確率論の完成(下) 140
古典確率論の数学 151

IV 近代と統計学の成立 163

18世紀の世界と人口 164
19世紀、資本主義と帝国主義の時代――統計学の成立 175
統計学の成立 185
ケトレーの遺産 195
ケトレー以後の統計学――ドイツ社会統計学 205
ドイツ社会統計学の盛衰 215

V 進化論と統計学 227

ダーウィンの衝撃――ゴールトン 228
カール・ピアソンと記述統計学 238
19世紀から20世紀へ 249
R. A. フィッシャーの登場 258
フィッシャーの統計的方法 268
フィッシャーの統計数学 279
ネイマン=ピアソン理論 291
記述統計学の展開 302

VI 激動の20世紀と統計学 315

激動の20世紀 316
統計的品質管理法の形成 326
確率の概念をめぐって 336
確率論の数学モデル 346
数理科学の発展 357
統計的決定関数理論 369
フィッシャーの統計的推測理論 380
データ解析の方法 392
指数論の展開 402
マクロ経済計算の発達 413
景気観測から計量経済学へ 423

VII 第二次世界大戦後の世界と統計学における多様化 433

第二次世界大戦後の世界――冷戦 434
第2次世界大戦後の統計学の潮流 445
ベイズ統計学の復活 455
ベイズ統計学の展開 465
統計的モデルの問題 477
モデル選択の方法 488
情報技術の発達と統計学 501

VIII 21世紀の統計と統計学の課題 511

21世紀の世界 512
21世紀統計学の課題 521
21世紀の地球算術 532

 

あとがき 545

 

主な参考文献 547
人名索引 553
事項索引 556