『疑似科学と科学の哲学』

伊勢田哲治

(2003年1月10日刊行,名古屋大学出版会,名古屋,iv+282 pp., ISBN:9784815804534版元ページ

【目次】

序章 1

第1章 科学の正しいやり方とは? —— 創造科学論争を通して 11

   1 創造科学のしぶとさ 12
   2 帰納と反証 23
   3 創造科学と進化論の比較 40

第2章 科学は昔から科学だったのか? —— 占星術天文学 59

   1 占星術と科学の微妙な関係 60
   2 蓄積的進歩からパラダイム論へ 73
   3 科学の変化と疑似科学 87

第3章 目に見えないものも存在するのか? —— 超能力研究から 107

   1 超心理学とは何か? 108
   2 科学的実在論反実在論 119
   3 超能力なんかなくても超心理学はできるのか? 134

第4章 科学と疑似科学と社会 —— 代替医療を題材に 151

   1 代替医療と機械論的世界観 152
   2 科学社会学相対主義 169
   3 合理主義からの相対主義批判と社会への影響 180

第5章 「程度」 の問題 —— 信じやすさの心理学から確率・統計的思考法へ 197

   1 信じやすさの心理学 198
   2 統計的に有意とは? 214
   3 「程度」 思考の有用性 230

終章 249



参考文献・ウェブサイト表 263
あとがき 275
索引 279