『そして最後にヒトが残った:ネアンデルタール人と私たちの50万年史』

クライブ・フィンレイソン[上原直子訳]

(2013年11月20日刊行,白楊社, 東京, 364 pp., 本体価格2,600円, ISBN:9784826901703版元ページ

ジャレド・ダイアモンド[倉骨彰訳]『銃・病原菌・鉄:一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎(上・下)』(2000年10月2日刊行,草思社,東京,317 pp., ISBN:4794210051 (上巻)・ ISBN:479421006X (下巻) → 書評|目次:上巻下巻)では過去「13,000年」の人類進化を論じられた.本書はタイムスパンをさらに長く「50万年」にまで拡大し,現生人類のルーツを掘り下げて論じている.

【目次】
はじめに 7
プロローグ 気候が歴史の流れを変えたとき 13
1. 絶滅への道は善意で敷きつめられている 39
2. 人はかつて孤独ではなかった 69
3. 失敗した実験 —— 中東の早期現生人類 93
4. 一番よく知っていることに忠実であれ 115
5. 適切な時に適切な場所にいること 145
6. 運命のさじ加減 —— ヨーロッパの石器文化 167
7. ヨーロッパの中のアフリカ —— 最後のネアンデルタール人 195
8. 小さな一歩 —— ユーラシアの現生人類 211
9. 永遠の日和見主義者 —— 加速する世界進出 237
10. ゲームの駒 —— 農耕と自己家畜化 255
エピローグ 最後に誰が残るのか? 273
謝辞 293


解説(近藤修) 295


原註 [361-304]
索引 [363-362]