『境界の向こう』

宮岡絵美

(2015年10月31日刊行,思潮社,東京,94 pp., ISBN:9784783734765版元ページ

いろいろな出版社から本をもらっているが,詩集の思潮社からは初めて.かつて『生物系統学』を書いていたとき,鈴木理子系統樹』(1988年10月10日刊行,国文社,東京, 111 pp.)という詩集の存在に気づいて,版元に連絡したとき,「これは詩集でして,生物学の本ではないですよ」と念押しされた記憶が蘇る.また,『系統樹思考の世界』では,結城千賀子『歌集 系統樹』(2001年6月11日刊行,角川書店[表現叢書・73],東京,235 pp., ISBN:4048719114)の短歌を引用したら,作者からじきじきに封書をいただいたことも思い出される.