「〈プロジェクト撤収〉顛末記」

https://note.com/leeswijzer/n/n947d4dedb637
[2023年5月20日記]

定年退職に伴う職場からの “撤収” は誰の身にも降りかかる人生イベントだ.ワタクシの経歴を振り返ると,2018年3月末をもって定年退職となり,その後は5年間の再雇用期間を経て,2023年3月末をもって農研機構を去った.農研機構では他にそういう事例の存在をまったく知らないが,ワタクシの場合は1989年10月に旧農業環境技術研究所に着任して以来,いっさいの人事異動がなく,30年あまりにわたって同じ部屋の同じ机で仕事をし続けた.これだけ長期間に及ぶと,必然的に書籍・資料・書類が大量に蓄積されることになる.退職にあたってはそれらを一掃処分した上で,「立つ鳥跡を濁さず」というモットーのもと,すべてを “撤収” した上で,軽やかにはばたいて去っていく……はずだった.しかし,現実には想定以上の時間と労力が撤収作業にかかることになってしまった.以下では,その経緯と顛末を記し,今後の参考にしたいと思う.(「はじめに」)


【目次】
はじめに
1. 〈プロジェクト撤収〉の開始と頓挫
2. 〈プロジェクト撤収〉の再起動と結末
3. 〈プロジェクト撤収〉の総括と反省点
おわりに
追記